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- 復活Vの原英莉花 渋野日向子に「(米ツアーで)待っているよ!」と言葉をかけられて?
原英莉花が最終日の17番パー5で劇的なイーグルを奪い、通算17アンダーで優勝を飾った。2019年に初優勝したあと、20年には国内メジャー2勝。それから長らく勝てなかったが、終盤でツアー通算4勝目を手にした。
最終盤の劇的イーグルで後続を突き放す
◆国内女子プロゴルフ<大王製紙エリエールレディスオープン 11月18~21日 エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県) 6545ヤード・パー71>
最終日の原英莉花の見せ場は、17番パー5で訪れた。通算15アンダーで柏原明日架、鈴木愛、福田真未と並ぶ混戦模様のなか、原は勝負に出た。

豪快なドライバーショットは右に曲がり、一瞬、池に落ちるかもとヒヤリとした。ギャラリーの反応からして、落ちてないことは分かったが、落下地点に行くとレッドペナルティーエリアを示す赤線左のラフにボールがあった。
「あと一歩で池だったんですけど、運よく打てるところにありました。セカンドショットは緊張していました。自分だったらピンの方に行ってしまうところ、キャディさんが『センターでいいよ』と言ってくれて、いいところにつけられました」
ピンまで残り214ヤードの2打目を7番ウッドで8メートルに寄せた。イーグルチャンスだが、原は狙っていたわけではなかった。
「実は11番も17ヤードくらいあったところ、ピンに当たって、カップでくるっとなってイーグルパットが入らなかった。なので17番もしっかり入るイメージはなかったんです。しっかり2パットでバーディーを取ろうと思っていました」
8メートルの難しいフックラインを読み切ると、ボールはカップに吸い込まれた。劇的なイーグルで後続を3打差と突き放し、通算17アンダーで優勝を手にした。
「(稲見、古江、笹生は)積み上げているものが違うのかな」
2020年は国内メジャーで2勝したが、それから約1年ぶりの勝利に涙が止まらなかった。
というのも“黄金世代”や“プラチナ世代”など同世代のライバルたちが、どんどん勝ち続け、スポットライトを浴びている。
原も決して見劣りしない実力を持つ選手とはいえ、やはり引き離されてはいけないという焦りがあった。
「(稲見萌寧、古江彩佳、笹生優花など)すごいなという感じです。積み上げているものが違うのかなという風には感じました。私は粗探しみたいなんですけれど、そうじゃないんだろうなと思いました。自分でもそういうメンタリティーを鍛えないといけないなと思いながら見ていましたね」
今回の優勝で自信を得たのは大きい。それに過去3度の海外メジャー挑戦(20年全米女子オープン、21年ANAインスピレーション、AIG(全英)女子オープン)で、“海外志向”にもなったからこそ、もっと上のレベルを目指さないといけないと思っている。
「しぶこ(渋野日向子)に待っているよって言われちゃいました(笑)。おうって答えました(笑)」
渋野日向子は来季米女子ツアー出場権をかけた12月の最終予選会(Qシリーズ)に出場する。ただ、原はまだ慎重な姿勢を崩さない。
「私も(米ツアー挑戦は)まだ分からないですし、自分の実力と相談していました。向こうに行くにもいろいろ態勢を整えないといけないですけど、戦いたい気持ちはあるので、挑戦できるように頑張ります」
今回の優勝でまた一つ、大きく成長を遂げた原。それでも自分の中では「まだまだ」と、足りない部分があると感じている。今週の最終戦JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップには、ディフェンディングチャンピオンとして臨む。
師匠のジャンボ尾崎にもさらに成長した姿を見せたいところ。「今年はずっと不甲斐ないと思われているので、2連勝くらい報告できたらいいなと思います」と笑っていた。
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