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- 女子ツアーシード決定!柏原明日架が滑り込み イ・ボミ、成田美寿々は涙飲む
大王製紙エリエールレディスオープン最終日、注目された賞金女王争いは最終戦に持ち越されたが、シード権争いには決着がついた。若手の初シード選手が次々と誕生する一方、シード常連の有力選手がシード圏外に沈む事態も多く見られた。
イ・ボミ、成田美寿々ら19人が賞金シードを失い、13人が初シードを獲得。7人が復活シードを手にした。
21日に終了した大王製紙エリエールレディスオープンの結果を受けて、国内女子ツアーの来季シード権が確定した。
一般に“賞金シード”と言われる、シーズンの結果によるシード権は、今回は賞金ランキング(MR)と、ポイント制のメルセデスランキング(PR)が併用され、それぞれ50位以内の計52人が“賞金シード”を獲得した。
MR51位以下に終わったもののPR50位以内でシードを得たのは、山路晶(MR55位、PR47位)宮里美香(MR54位、PR50位)の2人。試合による賞金額の違いに左右される賞金ランキングに対し、メルセデスランキングにはそれがない。その代わり、3日間大会と4日間大会ではポイント配分が違う。さらに決定的に違うのは海外のメジャーにも大きなポイント配分があること。2021年全米女子オープンで優勝し、その後は米ツアーで戦っている笹生優花がMR15位でPRが6位なのを見ると、違いが分かりやすいだろう。
コロナ禍で2020年は14試合しか開催できなかったため、21年と統合してのロングシーズンとなった異例の事態。MR50位の有村智恵と、51位のささきしょうこは、わずか10万668円差の激戦だった。
未勝利だが何度も優勝争いを繰り広げたMR4位の西郷真央(PR5位)、同5位の西村優菜(PR4位)など、初シード組には記憶に残るプレーをした選手も多い。
シード権争いの最期の舞台で優勝争いを繰り広げた柏原明日架は、前週までMR54位、PR61位と、崖っぷちに立たされていた。だが、2位タイになったことで、どちらのランキングも46位で滑り込み、5年連続5回目の賞金シードを獲得。
「一安心です。ただ、結果をしっかり受け止めて、この苦しい1年半を無駄にしないように」と、今後への気持ちを口にしている。
柏原同様、優勝争いに加わり、2位タイに入った福田は、MR57位、PR60位で、2014年以来6シーズン維持してきたシード権を喪失した。大会前の順位がMR75位、PR72位だったため、大逆転でシードを獲得するには優勝以外なかった。だが、惜しくも及ばず。「悔しいです」と、唇を噛むしかなかった。
シードを失った19人の中には、15、16年賞金女王のイ・ボミ(MR82位、PR84位)がいる。コロナ禍での入国制限があったため、保障制度が適用され、保障される残り5試合で現在の賞金ランキング50位の獲得賞金を上回れば救済される。8試合の制限はあるが、主催者推薦も合わせてプレーすることができる。
とはいえ、元賞金女王のシード落ちはファンだけでなくプロ仲間にも大きな衝撃を与えた。QTにも出場しないことを公言しているが、決して引退ではないとも語っており、再び活躍するのを待ち望む声は大きい。
成田美寿々もMR102位、PR98位で、デビューした12年以来、8シーズン守ってきたシード権を失った。「苦しい1年でしたね」と振り返ったシーズンは、腰痛も抱えてのもの。QTからの再起を誓っている。
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