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「渋野日向子はゴルフが暴れてもハマったら楽しみ、古江彩佳はコースによって優勝争いも」古閑美保が占う“海外組”
今週から国内女子ツアーが開幕しているが、ツアーの“顔”であった渋野日向子と古江彩佳は今季から米ツアーに主戦場を移している。2人がどんな戦いを見せるのか、元・賞金女王の古閑美保はどう見ているのだろうか?
「古江も渋野もシードは獲得できるはず」
日本ツアーがダイキンオーキッドレディス(3月3~6日、沖縄・琉球GC)で開幕したが、米ツアーで戦う日本選手たちの動向も気になるところだ。今週の米ツアーシーズン第4戦、HSBC女子世界選手権(現地時間3~6日、シンガポール・セントーサGC)で、渋野日向子が参戦。ルーキーイヤーに挑む渋野と古江彩佳。さらに、畑岡奈紗、笹生優花も交えた4人の戦いを、2008年賞金女王のプロゴルファー、古閑美保さんと展望する。
2019年全英女子オープン優勝の渋野日向子と、日本ツアーで昨季、稲見萌寧と賞金女王争いを繰り広げた古江彩佳。この2人は、日本ツアー終了直後の米女子ツアーQシリーズに挑み、7位(古江)と20位タイ(渋野)で突破した。
Qシリーズからの出場枠が出れば、上から順に出場できる。古江は2戦目、3戦目に出場していずれも予選を通過。渋野は、出場できるかどうか分からなかったため、トレーニングと練習に専念。第3戦以降に備えていた。
フロリダシリーズ3試合が終わって約1カ月が空いて、第4戦の今大会と第5戦(ホンダLPGAタイランド=現地時間10~13日、タイ・サイアムCC)がアジアシリーズ。その後、米本土に戻ってシーズンが続く。
ルーキー2人について、古閑さんはこう予想する。
「2人とも、そこそこやるでしょう。シード(ポイントランキング80位以上など)は大丈夫だと思います。古江さんは最初の2試合を見ても分かるように、オールラウンダーだしゴルフが丁寧でそつがない。コースによっては優勝争いもするでしょう。渋野さんは時にゴルフが“雑”(笑)になる時があります。ただ、暴れるけれど、ハマったらどこまで行くかわからない。それが彼女の魅力。そこに期待したいですね」
古江は、Qシリーズでも、フロリダシリーズ2戦でもしぶといゴルフを見せている。一方の渋野は、Qシリーズでは一時ピンチに追い込まれながらなんとか出場権が得られるところに滑り込んでいる。ただ、全英優勝の時の例を出すまでもなく、グイグイと人を引きつけるプレーを見せることがある。そこが面白い。
「畑岡奈紗は実力通り。笹生優花は圧倒的存在になる可能性も」
プロとしてのキャリアのほとんどを米ツアーで過ごしている畑岡奈紗は、すでにツアーを引っ張る一人。昨年は全米女子オープンでプレーオフにまで進んだが、笹生優花に敗れて涙をのんだ。だが、シーズン2勝し、ビッグプライズの最終戦で優勝すれば、賞金女王にもなれる位置にいたほどだ。通算5勝の実力者として、今年こそメジャータイトル獲得に挑む。
笹生は、全米女子オープンでいきなり優勝した後、そのまま米ツアーのメンバーになって戦い続け、昨年は出場した13試合すべてで予選を通過。今年は3試合中1試合で初めて予選落ちしたが、これも1ホールの大叩きが響いてのものだ。淡々とした姿勢は変わらず、さらなる成長が楽しみな存在だ。
この2人については、古閑さんも太鼓判を押す。
「畑岡さんは実力通りだし、笹生さんはまだ荒削りなのでどれだけ伸びるかわからない。ああいう選手が練習したら(一時のアリヤ)ジュタヌガーンみたいに手がつけられないことになるかもしれない。日本ツアーにいれば圧倒的に強いはずです」と、そのポテンシャルに舌を巻く。
全米女子オープンプレーオフで激突した笹生、畑岡に渋野、古江が加わった米ツアーの日本勢。こちらの戦いぶりからも、2022年は目が離せない。
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