「イマドキの選手」と「きれいなお姉さん」
日本、韓国、中国の女子プロゴルファーがシミュレーションゴルフで対決する「JPN-CHN-KOR GOLFZON SKINS CHALLENGE」が先月開催され、日本からは吉田優利と藤田光里が参戦した。
大会は韓国のキム・ハヌル、ユ・ヒョンジュペアが勝利に終わったが、吉田と藤田には普段はこうしたプレーの機会が少ないとあって、とても有意義な時間になったようだった。

というのも2000年生まれの吉田と1994年生まれの藤田は、年齢では6つ違い。互いに同じ土俵で戦うツアープロではあるが、「一緒にラウンドしたことはなくて、ちゃんと話すのもほぼ初めて」(藤田)と言っていた。
6つも離れていれば、世代間ギャップも感じるかもしれないと思い、お互いの印象について聞いてみた。
藤田が吉田に抱く印象はこうだ。
「ツアーでもかなり目立つ存在というか、現代的でイマドキの選手だなって思います。SNSはよく見ていて、TikTok(ティックトック)もやっていたりと、幅広いファン層を取り入れている世代だなと思います。それでゴルフも強いので本当にすごいなと思います」
「初優勝の試合はテレビで見ていた」(吉田)
その言葉を聞いている吉田は先輩のコメントに照れ笑い。吉田に藤田の印象について聞くと。
「(光里さんが)初優勝した試合(2015年フジサンケイレディスクラシック)はテレビで見ていました。最後にパットを入れて勝った瞬間も見ています。本当にきれいなお姉さん、優しいし、気さくに話してくれます!」
互いに気を使った言葉にも聞こえるが、そこは本人を目の前にしているのもあるだろう。それでも、6つという歳の差はそこまで感じられなかった。
「6つ“しか”ですよ」とすかさず吉田がいうと、藤田は「優利ちゃんが大人っぽいってことですか」とすかさず返し、初めて話した仲とは思えない雰囲気だった。
すでに吉田は今季開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」に出場し、26位タイと好発進。一方の藤田は今季、ステップアップツアーが主戦場となるが、今月末には初戦を迎える。「まずはステップでの優勝」を目標に、レギュラーツアー復帰に向けた戦いに挑む。