「去年はドキドキ、ビクビクしながら回っていた」2勝目狙った堀琴音は一歩及ばず2位も自信深める | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

「去年はドキドキ、ビクビクしながら回っていた」2勝目狙った堀琴音は一歩及ばず2位も自信深める

昨年、復活優勝を遂げた堀琴音が、今季第2戦の明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメントで2位タイでフィニッシュした。優勝には一歩及ばなかったが、ツアー2勝目に向けて好調をアピールした。

「あの1打やこの1打があるので……悔しいの一言です」

◆国内女子プロゴルフ<明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 3月11~13日 土佐カントリークラブ(高知県) 6228ヤード・パー72>

 最終日は首位と1打差、3位で最終組に入った堀琴音。前日の会見では、「欲張りたいところですけれど、地道にコツコツいって、諦めないでいけたら最後の18番で優勝できればいいなと思っています」と語っていた。

最終日を4バーディー、ノーボギーで回り、2位タイに入った堀琴音 写真:Getty Images

 昨年7月のニッポンハムレディスクラシックでツアー初優勝を果たし、賞金ランキング27位でシード復帰。2018、19年のどん底から完全復活を果たしていた。

 ツアー2勝目がちらつくなか、最終日も前半は3番、4番、後半も15、16番で連続バーディーを奪い、4バーディー、ノーボギーの68でホールアウト。

 しかし、通算12アンダーで先にホールアウトしていたサイ・ペイインに1打及ばず、2位タイで大会を終えた。

「あの1打やこの1打があるので……悔しいの一言です」

 ボギーフリーの上々なラウンド。ただ、「特に後半はあともう少しで入ったとか、あの1打がっていうのが本当にいっぱいあった」と唇を噛んだ。

 それにしても、常に不安と戦い、どん底にいた堀の姿はどこへやら。次の言葉からも成長がうかがえる。

「去年は最後の最後までドキドキ、ビクビクしながら回っていました。今年は立場も気持ち違うし、去年よりは自信がついてプレーできている。落ち着いてできているのが大きい」

「私の苦しかったときより姉のほうが今苦しい」

 それに今もレギュラーツアー復帰に向けて戦う姉・奈津佳のことも気遣っていた。同じ苦しみを味わっているからこそ、分かり合えることもある。

「私の苦しかったときより姉のほうが今苦しいと思います。でも実の姉だし、心の底からもう一度優勝してほしい」

 姉・奈津佳もツアー2勝してからは長らく低迷期が続いている。だからこそ妹は結果を残して姉に奮起してもらいたいと願っている。

「このままでは終われない」――そんな心の叫びが見えた今大会。2勝目もそう遠くはないことを印象付けるゴルフだった。

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2020年ニトリレディスで姉・奈津佳と一緒に回った堀琴音 写真:Getty Images
堀琴音の姉・奈津佳 写真:Getty Images
昨年のニッポンハムレディスクラシックで歓喜の初優勝を遂げた堀琴音 写真:Getty Images
昨年のニッポンハムレディスクラシックで歓喜の初優勝を遂げた堀琴音 写真:Getty Images
昨年のニッポンハムレディスクラシックで歓喜の初優勝を遂げた堀琴音 写真:Getty Images
昨年のニッポンハムレディスクラシックで歓喜の初優勝を遂げた堀琴音 写真:Getty Images
昨年のニッポンハムレディスクラシックで歓喜の初優勝を遂げた堀琴音 写真:Getty Images
堀琴音 写真:Getty Images
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堀琴音 写真:Getty Images
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最終日を4バーディー、ノーボギーで回り、2位タイに入った堀琴音 写真:Getty Images

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