プロアマ戦欠場も腰痛乗り越えて大会連覇なるか!?
稲見萌寧が30日、ヤマハレディースオープン葛城のプロアマ戦を腰痛で欠場した。この日は会場明日からの本戦には出場する意向で、休養を取ることを優先。

29日の火曜日は練習ラウンドに姿を見せていたが、腰の痛みからはまだ解放されていないようだ。
今季は開幕戦のダイキンオーキッドレディスで10位タイ。2戦目の明治安田生命レディスヨコハマタイヤは32位タイと予選を通過したが、3戦目のTポイント×ENEOSを体調不良で途中棄権している。
その後、アクサレディスでは16位タイと復調の兆しを見せているなかで、今大会のプロアマ欠場。本戦でどのように響くかは気になるところだ。
昨季(2020-21)は9勝して賞金女王となり、他の追随を許さない強さを見せていた稲見。そうしたインパクトもあって、どうしても今季の結果に物足りなさを感じるファンも多いことだろう。
今季開幕戦前には「重りを使ったトレーニングはドクターストップがかかっていたので、思うような練習ができませんでした。それでも腰の痛みなどの支障も出ていないので大丈夫です」と万全な状態でシーズン入りできなかったことへ不安を口にしていた。
まだシーズン序盤とはいえ、稲見の一挙手一投足に注目が集まるのは、賞金女王たる所以。
コロナ禍で2年ぶりの開催となった昨年のヤマハレディースオープン葛城では、稲見がトーナメントレコードの通算12アンダーまで伸ばして逆転で優勝。連覇がかかっているだけに腰痛の影響が出ないのを祈るばかりだ。
稲見 萌寧(いなみ・もね)
1999年7月29日生まれ、東京都出身。2020-21シーズンは9勝を挙げ、見事賞金ランキング1位に輝く。さらに、東京五輪では銀メダルを獲得した。正確無比なショットを武器に、昨シーズン2位だったメルセデスランキングのトップを狙う。Rakuten所属。