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- イ・ボミが予選落ち後に語った“引退”への想い「まだ出られる試合がある限りは…」
ヤマハレディースオープン葛城でイ・ボミが2日間を通算11オーバーで予選落ちした。「入国制限保障制度」で今季開幕から5試合連続で出場。今大会が5試合目となり、現在の心境を語った。
ゴルフを楽しめなかった悔しさ
コロナ禍の「入国制限保障制度」で今季開幕から5試合連続での出場が可能だったイ・ボミ。5試合目となる今大会で、2日間(初日77、2日目78)のスコアを通算11オーバーとし、予選落ちした。
これで事実上の“シード権喪失”になったが、以降は主催者推薦から日本ツアー出場を目指すことになる。
ホールアウト後の会見でイ・ボミが現在の心境を語った。
「昨日はショットもパットも良かったのですが、2メートルくらいのパットを外してからは流れが悪くなりました。これまでいろんなスイングをたくさんトライしてきて頑張ってきました。それについては良かったと言ってあげたいです」
ショットのばらつきは修正できず、今もスイングへの悩みは尽きない。今季5試合も4試合で予選落ちし、複雑な胸を明かした。
「正直、シードについては去年の伊藤園で終わったと思いました。今年の5試合ではシードを取るのは難しいので、とにかく楽しくゴルフをしようと。ファンやギャラリーの前でそれができなかったのが悔しいです」
6月の試合に合わせて来日の予定
ただ、これで日本ツアー参戦がなくなったわけではない。主催者推薦8試合が確保できれば、今年もイ・ボミの姿がまだ見られる。
予定では6月の宮里藍サントリーレディスへの推薦出場を希望しており、「そこから立て続けに試合に出られれば」と語る。
さらに「昨日、今日のスコアなら早く引退したいと思ったりします」と冗談ぽく笑いながら、現在の考えについて明かした。
「日本でも応援してくれるファンやスポンサー、スタッフがいるので、1試合でも多く出場できるなら、自分はしんどくてもがんばらないといけないという気持ちがあります。引退を考えるとゴルフにいいことがないので、今年は出られる試合は出て、考えてもいいかなと思います。韓国ツアーの永久シードを持っているので、“引退”にはならないので、そのイメージで日本でも続けたいです」
今後は一旦、韓国に帰国して5月には母国ツアーに出場する。まずはその試合に向けてスイングを見直して、コンディションを上げていきたいと意気込む。
「また戻ってきます」と手を振り、笑顔で会見場をあとにしたイ・ボミ。気持ちをリセットし、再び笑顔で会えるのを待ちたい。
イ・ボミ(Bo Mee Lee)
1988年8月21日生まれ、韓国出身。2007年にプロ転向。2010年に韓国ツアーで賞金女王を獲得、翌年から日本ツアーに参戦。2015、16年は2年連続で賞金女王に輝く。日本ツアー21勝。延田グループ所属。
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