- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 渋野日向子「よく予選通ったなという感じでした」ポアナ芝と時差に苦しみ63位タイ
最終日の渋野日向子は、2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で回り、スコアを落として通算6オーバーの63位タイで4日間を終えた。
ポアナ芝と時差に苦しんだ4日間
前週の「ロッテ選手権」で2位に入った渋野日向子。優勝への期待が膨らんだ今大会だったが、ゴルフはそんな簡単に勝てるほど甘いスポーツではなかった。
最終日を57位タイから出た渋野は、前半で2ボギー、1ダブルボギーとスコアを4つ落として後半へ。13番、15番の2つのパー5では、きっちりバーディーを奪ったものの、16番のパー4でこの日、3つ目のボギー。通算6オーバーの63位タイで大会を終えた。
「出だしからチャンスを作ることはできたんですけど、グリーンが読み切れなかったなという1週間でした」と振り返った渋野。グリーン上でボールがポコポコと跳ねる、ポアナ芝の対応に苦しんだ。
それに加え、「ロッテ選手権」の会場となったハワイからの移動で、時差の影響からか思うようなコンディションでゴルフができなかったのも、不調の原因の一つに挙げられる。気持ちの面では充実していても、疲労の蓄積でトップコンディションに引き上げる難しさはあったに違いない。
「自分自身も、今週のゴルフの調子を分かりきっていなかった。なかなか最後までアジャストできなかった。よく予選通ったなという感じでした」と今大会を振り返っている。
それでも米ツアーを転戦するということは、移動と時差との戦いでもある。今大会で優勝した畑岡も、そこを乗り越えてきた。
渋野にとって追い風なのは、次戦の「パロスベルデス選手権」(4月28日~5月1日)が、今大会と同じカリフォルニア州で開催されること。調整さえうまくできれば、本来のコンディションに持っていくことは可能なはず。
次戦こそは上位フィニッシュを期待したい。
渋野 日向子(しぶの・ひなこ)
1998年11月15日生まれ、岡山県出身。2019年に「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で初優勝、その年の海外メジャー「全英女子オープン」も制覇。2022年シーズンからは米国女子ツアーを主戦場とする。サントリー所属。
最新の記事
pick up
ranking