- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 「うまくマネジメントに集中できた」メジャー出場へ優勝が欲しい西村優菜が2位発進
国内女子ツアー「ニチレイレディス」初日。西村優菜が7バーディー、ノーボギーの完璧なゴルフで単独2位につけた。目標である残り2つの海外メジャー出場へ、なんとしても今季初優勝が欲しいところだ。
「ず~っと(勝ちたい気持ちは)あるんですけど…」
今年あと2つの海外メジャーに出場するために、西村優菜にエンジンがかかった。
ニチレイレディス初日(17日、千葉・袖ケ浦CC新袖コース)、ショット、パットともに好調の西村は、7バーディー、ノーボギーでプレーして、首位の佐藤心結に1打差の単独2位につけた。
昨シーズンは4勝して賞金ランキング5位だったが、今季は2位2回を含む5回トップ10があるものの、優勝には手が届いていない。
「ず~っと(勝ちたい気持ちは)あるんですけど、悪くなっちゃうときがあるんで、その中でいいものを見つけて。いい位置でチャンスがあるので、1つ(優勝に)近づいたかな」と、今の気持ちを素直に口にした。
今、特に結果を出したいのにははっきりとした理由がある。今年目標に掲げた「自分の力で出場権を勝ち取って海外メジャーに挑戦する」ことをあと2回実現させるためだ。
ロレックスランキング75位以内の資格で全米女子オープンには出場したが、残念ながら1打足りずに予選落ち。この先、出場の可能性が残されているエビアン選手権(7月21~24日、仏・エビアンリゾートGC)、AIG(全英)女子オープン(8月4~7日、スコットランド・ミュアフィールド)の2試合に出るために、6月末にはロレックス(女子世界)ランキング50位以内に入っている必要がある。
現在はどちらの大会の出場権も持っておらず、ロレックスランキングは49位。どちらの大会も6月最終週の同ランキング50位以内なら得られる出場権が喉から手が出るほど欲しい。
6月23~26日には全米女子プロ選手権(メリーランド州、コングレッショナルCC)もある。ポイント配分が高いこともあり「すごく厳しいなとは思いますけど、出たいです」と言い切った。
そのためには、とにかく優勝してポイントを稼ぐしかない。先週の宮里藍 サントリーレディスオープンも、初日65で首位発進しながら2日目に76と崩れて24位タイに終わった。そのリベンジもかかっている。
「今日はうまくマネジメントに集中できたかな。1つ1つ丁寧にできた。ショットのフィーリングが先週に比べて良かった。グリーンが小さい分難しいけど、どこからイージーパットになるか考えてアプローチしました。(あと2日)やることは変わらないかなと思うので、1つ1つ丁寧にゆっくり考えながらできたらと思います」と、シーズン初優勝、通算5勝目にピタリと照準を合わせている。その先にあるメジャーの舞台を心に秘めながら。
西村 優菜(にしむら・ゆな)
2000年8月4日生まれ、大阪府出身。古江彩佳、安田祐香らと同学年の“プラチナ世代”の1人として、2019年にプロテスト合格。ツアー参戦初年度の20年11月には樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメントで早くもツアー初優勝。翌年は3勝し、20-21統一シーズンでルーキーながら4勝を挙げて賞金ランキング5位に入った。スターツ所属。
最新の記事
pick up
ranking