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- 「ラインがはっきり見えていた」とベストスコアで猛追の松山英樹 一歩及ばず4位で終戦
今季、メジャー3戦目となる全米オープン。最終日を首位と6打差、17位タイからスタートした松山英樹がこの日のベストスコアで猛追した。
決勝ラウンド36ホールを5バーディー2ボギーでまとめた松山英樹
松山英樹が、メジャー2勝目に手が届きそうな猛チャージを見せた。
第122回全米オープン最終日(現地時間19日、マサチューセッツ州 ザ・カントリークラブ)。首位に6打差17位タイで臨んだ松山は、難しいグリーンを次々に攻略。最終組の9組前で、1時間44分先にスタートし、次々にバーディーを奪った。

グリーンを外してラフからのアプローチがうまくいかなかった2番パー3では周囲をハラハラさせたが、3打目をチップインさせるパーで収める。最初のバーディーは、6番パー3。ピン左60センチにピタリとつけたチャンスを沈めると、続く7番パー4でも4.5メートルも続けてカップイン。通算イーブンパーで折り返した。
バックナインに入ってもパットの好調は続き、12番パー4で13メートルのフックライン、13番パー4では9メートルのスライスラインを決めて通算2アンダー。優勝争いを繰り広げる上位陣にジワリとプレッシャーをかける。
パー3の16番でも、手前6メートルからの難しいラインを沈めて、この日5つ目のバーディー。通算3アンダーのクラブハウスリーダーとして、さらに重圧をかけて後続を待った。
マシュー・フィッツパトリック(英)、ウィル・ザラトリス(米)の最終組、その2つ前でプレーするスコッティ・シェフラー(米)ら、上位の組はまだ多くのホールを残しており、松山のスコアに影響を受けるのは確実な状況だ。
早いホールアウトとあって、松山はこの時点でインタビューに答えている。前日からバーディーがなかなか出なかったため、6番でバーディーを取った時には意識していたことを告白。同時に「リーダーボードを見ながら上が伸びてるなと思ったけど、アンダーパーでプレーしてれば何かあるかも」と、タフなセッティングの全米オープンならではの展開もしっかりと考えていた。
12番、13番の長いパットは、いずれもラインがはっきり見えていたことを話し、4日間を総括。「ショットの状態が上がらない中でそれなりによかった」と笑顔ものぞかせる。さらに「もしプレーオフになったらいいプレーがしたいです」とニヤリと笑った。
松山の通算3アンダーを意識しながらプレーすることになった後続は、一進一退のプレーを続けたが、最終組の2つ前で回るシェフラ―が通算5アンダーでホールアウト。この時点で残念ながら松山の優勝はなくなった。
最終的には、優勝したフィィッツパトリックの通算6アンダーには3打及ばず、4位に終わった松山だが、5アンダー65は、この日のベストスコア。本人も全く意識していなかったが、第3ラウンドの6番以来、30ホール連続ボギーなしでプレーした。
タフな全米オープンの決勝ラウンドでのこの内容は、実力を証明するには十分なもの。積極的に攻める部分と、我慢強く守る部分のバランスがしっかりわかっているのも、米ツアーでの経験と2021年マスターズ王者としての自信があるからこそだ。
優勝には手が届かなかったが、ゲームの行方に大きな影響を与えた最終日のプレーは、松山が確実に進化していることを世界中に示す結果となった。
今季は、残すところ聖地セントアンドリュース・オールドC(スコットランド)での全英オープン(7月14~17日)のみとなったメジャートーナメント。松山のプレーに、期待がかかる。
松山 英樹(まつやま・ひでき)
1992年2月25日生まれ、愛媛県出身。2013年にプロ転向し、同年は4勝を挙げてツアー初のルーキー賞金王に。14年から米ツアーを主戦場に戦い、21年のマスターズで日本人男子初の4大メジャー制覇を達成。同年は日本開催のZOZOチャンピオンシップを制し、22年ソニー・オープンでアジア勢最多タイのPGAツアー8勝をマーク。日本ツアー8勝、PGAツアー8勝。レクサス所属。
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