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- “黄金世代の1学年上”蛭田みな美が初優勝へ向け5打差で最終日へ
2日目同様の強風が吹き荒れるコンディションとなったアース・モンダミンカップ3日目。多くの選手がスコアを崩す中、ツアー未勝利の蛭田みな美がスコアを伸ばした。
「まずはリランキングで上位に行かないと」
「1日、1日、成長したい」。そんな思いを胸に、蛭田みな美が初優勝への歩みを続けている。
アースモンダミンカップ3日目は、前日ほどではないが、引き続き不規則に吹き荒れる風と、気温29.9度に加え、高い湿度が選手たちを苦しめた。
そんな中、バーディーを連取したのが蛭田だ。1番パー5で1メートルを沈めると、3番パー4で4メートル。5番パー4ではグリーン右奥からチップインバーディーを奪う。8番パー5で2メートル。12番パー4では5メートルとさらにバーディーを重ねて通算5アンダー。リーダーズボードをスルスルと登っていく。
勢いが止まったのは12番パー3のボギーから。
「ロフトがアップライト過ぎたので、フラットにしてみました。昨日フックが強かったので」という4番ユーティリティーのティーショットが右に出てしまったのが原因だ。15番パー3でも、同じクラブで同じミス。16番もボギーとして、通算2アンダーでプレーを終えた。
「風があった方が、スコアがまとまっていました。後半、風が少しなくなって来たら叩いちゃったので……。集中力の違い? そうですね」と苦笑い。13番、15番のボギーについて「やらかしたなぁ。もったいなかったです」と悔しそうな表情を見せる。
パッティングで初速をイメージすることを風対策として心がけた。素振りから、出だしのスピードを思い描くことでタッチを出す。ラッキーもあったが、これが快進撃を支えたのも確かなことだ。
1997年生まれのプロ7年目だが、優勝にはまだ手が届いておらず、シード権もない。QTランキング45位で序盤戦を戦っている。
「ずっと持っている目標は優勝ですけど、まずはリランキングで上位に行かないと」と現在33位の順位を気にしている。さらに結果を出してランクを上げ、後半戦出場も確実にしたいところだ。
序盤戦からアプローチの調整を続けて「手応えを感じている」というだけに、リランキングを気にすることもなくなる優勝へ、5打差逆転にかける。
蛭田みな美(ひるた・みなみ)
1997年7月15日生まれ、福島県出身。2016年にプロテスト合格。2018年ステップ・アップ・ツアー「九州みらい建設グループレディース」でプロ初優勝。今季はQTランキング45位の資格でツアー参戦、賞金シードを目指す。ユアサ商事所属。
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