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- 4年ぶりの通算4勝目へ! ささきしょうこが静かな闘志で優勝に向けティーオフ
国内女子ツアー最高の賞金総額3億円大会アース・モンダミンカップ。2日目から続く強い風が多くの選手を苦しめたが、最終日はささきしょうこが2位に2打差の単独首位スタート。4年ぶりのツアー通算4勝目を目指す。
「アプローチは私にとって欠かせないもの」
冷静なプレーでささきしょうこが2打差単独首位で優勝に王手をかけた。
アースモンダミンカップ3日目は、前日に続く強風に見舞われたが、ささきは「イーブンなら100点」と、覚悟を決めて臨んだ。
通算6アンダー単独首位でスタートし、2番パー4でボギーが先行したが、5番パー4でグリーン奥かのラフから、15ヤードを56度のウエッジでチップインバーディー。「バーディーが取れそうな気持にならなくて精神的につらかったけど、チップインバーディーが来てくれて楽になりました」と、波に乗った。
続く6番パー4でも3.5メートルを沈めて見せた。同じ最終組の山下美夢有、藤田さいきがスコアを落とすのを尻目に、8番パー5もバーディーで通算8アンダーまでスコアを伸ばす。
13番パー3で右のバンカーからボギーを叩いたが、14番パー5で5メートルを決めてバウンスバック。17番パー4を左のバンカーからボギーとしたが、通算7アンダーで2打差単独首位をキープした。
「1つ伸ばせてうれしいです」と、笑顔をのぞかせた。好スコアは、得意のアプローチに自信を持ってできたから。気持ちを楽にした5番のチップインを振り返り「やっぱりアプローチは私にとって欠かせないものだな、と思いました」と、口にする。
ショットが思いがけないところに持って行かれることが何度もある風の中では、パーオンできないことも多い。そんな時でも寄せてパーセーブできる自信があれば、気持ちはグンと楽になるからだ。
2018年樋口久子・三菱電機レディス以来となる通算4勝目に向けての気持ちを聞かれると「優勝……というよりも、いったん心をリセットして、この中で、イーブンで回れるように、としか思えません」と自らの心をクールダウン。
「このコースで風が吹いたらノーボギーは難しい。ボギーが来ても焦らずにやりたいと思います」と、静かな闘志を見せた。
ささき しょうこ
1996年6月8日生まれ、兵庫県出身。2015年にプロテスト合格。翌16年の「大東建託・いい部屋ネットレディス」でツアー初優勝。18年「樋口久子 三菱電機レディス」でツアー通算3勝目を挙げる。漢字表記は「佐々木笙子」。日本触媒所属。
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