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- プロテスト資金300万円獲得へ! 背水9回目受験の荒川侑奈が首位守る
「昨年のプロテストを受験して不合格だった者」が出場資格の「ISPSハンダ・プロテストの費用は腕で稼げ女子トーナメント」。ツアー外の大会としては破格の賞金総額3000万円を争う2日目。
「守るとかは考えずにバーディーを取りに行こう」
プロテスト受験の資金を稼ぐ激戦が繰り広げられている。
「昨年のプロテストを受験して不合格だった者」が出場資格の「ISPSハンダ・プロテストの費用は腕で稼げ女子トーナメント」2日目(14日、茨城・太平洋C大洗シャーウッドC)は、前日首位の荒川侑奈が、1つスコアを落としながらも通算5アンダーで首位をキープ。この日、1つスコアを伸ばした千葉華と並んで、15日の最終日に挑む。
風が強く、ピンポジションも難易度を増した2日目。荒川は8バーディー、2ボギーだった初日とは打って変わって、バーディーは14番パー3の1つだけ。16番、18番をボギーとし、スコアを伸ばしきれなかった1日をこんな風に振り返った。
「ずっとバーディーが来なくて、守るとかは考えずにバーディーを取りに行こうと思っていましたけど、なかなかチャンスにつけられず、ずっとパーで。やっと後半、バーディーが来たと思ったらボギーを叩いてしまったんですけど。風は自分でコントロールできないので仕方ないです」と悔しがった。
プロテストはこれまでに8回失敗しており、次が9回目の挑戦となる26歳。まさに背水の陣を敷いてプロテストに臨むために、その前哨戦ともいえる今大会には、どうしても勝ちたいところだろう。
しかし、最終日に向けては、はやる気持ちを抑えてこう語る。
「明日も順位は気にせず良いスコアで回れるように頑張りたいです。緊張するかはやってみないと分からないです。自分にあまり期待はしません(笑)」という言葉が良い方向に作用するといいのだが……。
首位タイ浮上の千葉華はレッスンの仕事をしながらプロを目指す
ジワリと首位タイに浮上した千葉は、5番でボギーが先行したが、10番、11番で連続バーディー。その後はスコアカード通りのプレーで乗り切った。
「ハーフターンでご飯を食べて後半は楽しくやろうと思ってやったらスコアになりました」と、表情も明るい。
難しい風とピンポジションにも「センターを狙うゴルフができたので何とか我慢できました」と動じなかった。
沖縄出身の23歳。レッスンの仕事などもしながら、プロテストに挑戦している。300万円がかかった優勝に向けて「とにかく楽しくやりたいです」と前向きだ。
この日プレーした157人中、通算4オーバー56位タイまでの61人が15日の決勝ラウンドに進出。8月から1次が始まり、2次を経て11月の最終プロテスト(11月1~4日、茨城・大洗GC)にコマを進めるためにも、資金は必要だ。1円でも多く、プロテストの資金を稼ごうと激突する。
優勝争いは混戦模様。首位の2人に1打差3位に西山美希、沖山純菜、谷頭さつき。1打遅れて高橋しずく、土方優花、境原茉紀、関野愛美の4人が追走している。
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