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- 吉田優利や臼井麗香など現役シード選手の姉妹が続々登場! 女子プロテスト2次予選が開幕
最終プロテストへの出場権をかけた2次予選がいよいよ開幕。有名選手の姉妹が多数出場するなど、今年も予選から注目度が高いプロテストになっています。
米ツアー出場経験もある山口すず夏は2次予選敗退
女子ツアーへの2つ目の関門、プロテスト二次予選が始まりました。
8月の1次テストで幕を開けた厳しい戦い。目指すのは、11月に行われる最終テスト(1~4日、茨城県・大洗GC)です。
1次予選で上位に入った選手と、「1.前年のプロテスト最終予選出場者まで進んだ者」「2.6月24日時点でロレックスランキング400位まででエントリー済の者のうち上位30人」「3.JLPGAが認めた者」が加わったのが2次予選。3つの会場でそれぞれ72ホール行われ、最終プロテストへの出場権を争います。

日程的に最初の2次予選(A地区)は、すでに宍戸ヒルズCC(茨城県)で4日間のプレーを終えています。104人が出場して、最終テストへとコマを進めたのは35人。2次予選の段階ですでに”足切り“が行われ、最終日まで進めたのは73人だけ。
米ツアー出場経験もある山口すず夏選手も、3日目で予選カットされてしまい4日間プレーできずに終わってしまいました。最終日までプレーできた選手も半分以下がここで脱落。今年、合格の夢を絶たれています。
A地区の2次予選を突破した35人の中には、吉田優利選手の妹、鈴(りん)選手や、植竹希望選手の妹、愛海選手、臼井麗香選手の妹、蘭世選手、江澤亜弥選手の妹、亜希選手など、プロの妹たちがたくさんいるのも特徴です。
また、今年の全米女子オープンに予選から出場した識西論里(おにしゆり)選手や、QTからツアーでプレー経験もある幡野夏生選手、ナショナルチームのメンバーだった六車日那乃選手なども生き残っています。
2次予選は、いずれも11日からのB地区(三重県・伊勢CC)C会場(広島県・呉CC)と、あと2つの戦いが残っています。それぞれ、A会場と同程度の人数が勝ち残る予定となっています。
11月から行われる最終プロテストは今年も熱い戦いになりそう
最終テストには、日本女子アマ優勝の寺岡沙也加選手など、実績のある者たちも加わり、さらに厳しい戦いとなります。最終プロテストに出場できても、合格するのは20位タイまで。
出場人数とタイの人数によってはっきりしたことは言えませんが、18%程度しか生き残れません。1次から考えると4%以下と言われる究極のサバイバルレースなのです。
プロテストに合格しても、すぐに試合に出られるわけではありません。約1カ月後に行われ、ツアーのシード落ち選手なども加わるQT(クォリファイイングトーナメント)で上位に入らなければツアーには出られません。
ツアーの門戸を開放するという目的で、プロテストに受からなくてもQTには挑めた(もちろん厳しいハードルがあってのものですが)時期もあるのですが、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)はこれを変更し、基本的にプロテスト合格者しかQTを受けられなくなっているのが現状です。
4月時点で17歳以上の女子(出生時)で、ハンディキャップインデックス5.0以内なら、実績に関わらず一次から受験できるプロテスト。けれども、その先には高い高い壁が立ちはだかっています。
ゴルフをするには最高の季節を迎えた日本ですが、プロを目指す選手たちにとっては厳しいサバイバルレースの真っただ中。まずは2次予選を突破しないと次はない、という戦いはまだまだ続きます。
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