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- 渋野日向子「悪いとしか言いようがない1年」 逆転狙った畑岡奈紗は「80」を叩いて41位タイに沈む
200万ドル(約2億8000万円)の高額な優勝賞金を懸けた米女子ツアー最終戦は通算17アンダーでリディア・コが優勝。7位タイから逆転を狙った畑岡奈紗は「80」を叩き41タイに沈んだ。
パー5の1番でいきなりトリプルとつまづく
◆米国女子プロゴルフ<CMEグループ ツアーチャンピオンシップ 11月17~20日 ティブロンGCゴールドコース(フロリダ州) 6556ヤード・パー72>
200万ドル(約2億8000万円)の高額な優勝賞金を懸けた米女子ツアー最終戦は、強風と寒さ、雨という厳しいコンディションの中でフィニッシュした。

CMEグループ・ポイントランキング60位までの者だけが出場できるCMEグループ ツアーチャンピオンシップ最終日(現地時間20日)、首位に7打差7位タイからの逆転を狙った畑岡奈紗は、80の大叩きを演じてしまった。
通算15アンダー首位スタートのリディア・コ(ニュージーランド)、レオナ・マグワイヤ(アイルランド)に7打のビハインド。通算8アンダーからの追い上げを懸けて臨んだが、いきなり出だしでつまずいた。
パー5の1番で、フェアウェイからの第2打を右の池に入れてしまう。4打目でグリーンオーバーすると、ここからグリーンに乗せるのに2打かかる。ようやく6オンして2パットのトリプルボギー。それでも気持ちを「今日イーブンに戻したい」と切り替えた。
3番バーディーで落ち着いたかに見えたのも束の間、4番をボギーにすると悪い流れが止まらない。6番、8番、9番とボギーが続いて、前半だけで6つスコアを落とした。
バックナインはパーを重ねていったが、18番でバンカーからの5メートルを3パットしてダブルボギー。「80」の大叩きで通算イーブンパー、41位タイに終わった。
「自分の悪いところが出てしまったかな」と悔しそうに振り返った畑岡。昨年2位になっている大会だけに「リベンジと思ったけど、臨むような結果にならなかった」と、肩を落とした。
安定したプレーが身上の古江彩佳は、きっちりと2バーディー、2ボギーで締めて通算3アンダー。25位タイと日本勢で最も上位で大会を終えた。
「今日が一番風の強いタフな1日だった。ロングパットの難しいところとか距離を合わせて、1メートルちょっととかのシブいパットを多く耐えられた」と、ガマンの1日で順位を上げた。シーズンを通して見せたしぶとさを最後まで貫いた。「予選も多く通過できたし優勝もできた。ルーキーシーズンとしては良い1年でした」と自己評価し、シーズンを締めくくった。
「1年間がすごく早く感じるので1日1日を大切に」
「悪いとしか言いようがない1年だったので残念ですね」と口にしたのは渋野日向子だ。
スタートの10番で13メートルの長いバーディーパットを沈めたが、続く11番に落とし穴が待っていた。ティーショットを右のブッシュに入れて、2打目は後方に出すしかない。3打目がグリーン右手前の池に捕まって、5オン、2パットのトリプルボギー。15番で6メートルのバーディーを奪ったが、巻き返しもここまでだった。後半も3つのボギーを叩いて、この日4オーバー。通算2オーバー49位タイでは、冒頭の言葉が出るのも無理からぬところかもしれない。
それでも「来年も1年間戦えるということで、もう少し頑張らないと。1年間がすごく早く感じるので、1日1日を大切にしないとな、と思います」と、前を向いた。
60人中最下位からのスタートとなった笹生優花は、1イーグル、1バーディー、1ボギーの2アンダー70とまずまずのゴルフを見せた。この日の平均ドライビングディスタンスは301ヤードと相変わらずの飛距離を誇り、通算8オーバー59位の結果にも「全体的に安定してた。パットが入ってくれたので」といつものポーカーフェース。「勉強になることもあって楽しくていい1年でした」と、シーズンを振り返った。
通算15アンダーで首位に並んでスタートしたリディア・コ(ニュージーランド)とレオナ・マグワイヤ(アイルランド)の優勝争いは、16、17番の連続バーディーで通算17アンダーとしたコに軍配が上がった。
大会前までのポイントランキングはいったんゼロになり、ここでの優勝者が年間女王となるシステム。200万ドルの賞金を獲得したコは、年間女王、プレーヤー・オブ・ジ・イヤー、平均ストロークNo.1のベアトロフィーのタイトルすべてをかっさらった。12月には結婚することも明らかにしており「これは独身最後の試合」と幸せそうに笑った。
通算15アンダーでマグワイヤが2位、3位には通算14アンダーのアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)が入っている。
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