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- 「中国はほとんどコーライグリーン」 2勝目を狙うセキ・ユウティンが2位浮上
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ2日目。今季「ゴルフ5レディス」でツアー初優勝を挙げたセキ・ユウティンがスコアを3つ伸ばして、首位と3打差の2位タイに浮上した。
パットイップス克服で7月から予選落ちなし
◆国内女子プロゴルフ<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 11月24~27日 宮崎カントリークラブ(宮崎県) 6487ヤード・パー72>
イップスを乗り越えたセキ・ユウティンが、ツアー2勝目に向けて2位に浮上した。
JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ2日目は、通算11アンダーのイ・ミニョンが単独首位に立ったが、セキは3打差ながら山下美夢有とならぶ2位タイにつけた。5バーディーを奪った秘訣は、今年、イップスを克服してから『握力』を意識していることだという。
昨年のQT(クオリファイングトーナメント)で42位となり、今季序盤戦は限られた試合のみ出場していた。そこで気が付いたのが、得意だったはずのパットで手が動かなくなったこと。

理由ははっきりしていた。QT最終日の緊張で手が動かなくなり、それを思い出してしまうからだった。
7試合に出場して3試合で予選落ち。何とかしようともがき、現実を受け入れて戦い続けた。そこで出てきたのが『握力を意識すること』だった。
「『1』をリラックスだと考えると『10』がタイト(に握ること)。アドレスからフィニッシュまで『5』くらいの握力をキープする」と言うことだけを考えてパッティングをすることで、約2カ月後にはイップスを克服。6月の宮里藍 サントリーレディスで7位に入って一息ついた。
この後、2試合予選落ちがあったが、ニッポンハムレディスクラシックからは予選落ちなし。9月初めのゴルフ5レディスでは、吉田優利との激戦にプレーオフで決着をつけ、初優勝までこぎつけた。
「今は全然問題ない。ニッポンハムから予選落ちないでしょう」と笑って見せたように、イップスを乗り越えて自信を深めたようだ。
ツアーでは数少ないコーライグリーンも、セキにはアドバンテージとなっている。2016年には賞金女王となった中国ツアー開催コースのほとんどがコーライグリーン。
「経験だと思います。私はコーライの方が慣れている」と、自信満々に言い切った。「残り2日間、優勝目指して頑張ります」と、ツアー2勝目に照準を合わせた。
セキ・ユウティン
1998年3月5日生まれ、福井県出身の中国人プロゴルファー。2016年に中国の女子ツアーで賞金女王に輝き、翌年から日本ツアーに参戦。19年のステップ・アップ・ツアー「日医工女子オープン」で、日本での初優勝を飾る。22年「ゴルフ5レディス」で悲願のレギュラーツアー初優勝。ミツウロコグループホールディングス所属。
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