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「私はずーっとフラットなのに周りが連覇連覇って言うんです」三ヶ島かなは静かに逆転狙う
女子ツアーの最終戦、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ3日目、連覇に挑む三ヶ島かなはこの日4アンダー、通算11アンダー4位タイで、首位の山下美夢有、イ・ミニョンを2打差4位で追走する。
最終日のポイントは「油断しないだけだと思います」
◆国内女子プロゴルフ<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 11月24~27日 宮崎カントリークラブ(宮崎県) 6487ヤード・パー72>
三ヶ島かなが、フラットな気持ちで連覇に的を絞った。
女子ツアー最終戦JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ3日目、4番で7メートル、5番で12メートルの長いバーディーパットを続けて入れた三ヶ島は、9番パー5でも8メートルをぶち込んで波に乗る。バックナインも2バーディー、1ボギーで収めて、この日4アンダー。通算11アンダー4位タイで、首位の山下美夢有、イ・ミニョンを2打差4位で追走する。
昨年の今大会がツアー初優勝。3打のリードで最終日を迎えた昨年との違い、そして連覇への気持ちを聞かれると、首を傾げた。
「う~ん。去年と気持ちは変わらないかも。昨日は(首位と)4打差だったのが2打差になったな~、くらい。連覇も、私はずーっとフラット(な気持ち)なんですけど、周りが連覇連覇って言うので…無視です」と笑う。
自分との戦いであるゴルフでは、気持ちの浮き沈みは直接プレーに響く。自分を鼓舞していくのはうまいが落ち込んだときとの落差も激しいタイプもいれば、気持ちをフラットに保つのがうまい者もいる。三ヶ島は明らかに後者だが、コツはあるのだろうか。
「『そういうこともあるのかな』と思ったり、『宮崎に愛されてるな』と思ったり。いいときばかりは続かないので(悪くなることを)覚悟することもあるし、悪いときも、そんなことは続かないと思うようにしています」と、にこやかな笑みを見せる。
このコースではひどい目に遭った過去がある。
「ティーショットを曲げて木の後ろに行って打たせてもらえなかったり、バンカーのアゴに刺さったり」という経験だ。それを経て、最終日のポイントは「油断しないだけだと思います」と言い切った。「追いかけるほう(時)も、追いかけられるほう(時)も、気持ちが変わらないほうがいいですね」と、落ち着いた気持ちで逆転に挑む。
三ヶ島 かな(みかしま・かな)
1996年7月13日生まれ、福岡県出身。本名は三ヶ島伽奈。2016年に単年登録者としてLPGAツアーに参戦。翌年の賞金ランクでは41位に入り、自身初のシード権を獲得。18年にプロテスト合格。21年の最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップ」で悲願の初優勝を国内メジャー大会で飾る。ランテック所属。
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