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タイガー・ウッズがホスト大会を一転欠場 1200位台まで落ちた世界ランクより心配な“右足の状態”
今週12月1日から4日までバハマで開催されるヒーロー・ワールドチャレンジにプレーヤーとして出場予定だった大会ホストのタイガー・ウッズ。しかし、右足の足底筋膜炎を発症したことにより欠場を発表した。
もし「ヒーロー」で勝ったら1000位以上のジャンプアップだった!?
今週12月1日から4日までバハマで開催されるヒーロー・ワールドチャレンジに大会ホストのタイガー・ウッズがプレーヤーとして出場予定だったが、右足の痛みを訴え、大会開幕目前の11月28日に、自身のツイッターで欠場を発表。
「ヒーロー・ワールドチャレンジで戦うための準備と練習を重ねていたが、右足の足底筋膜炎を発症し、歩くのも困難な状態だ。医師と相談して欠場を決めた。今週は大会ホスト役に集中する。(翌週からの)ザ・マッチとPNCチャンピオンシップには出場する予定だ」
交通事故で重傷を負ったウッズの右足は、いまなお回復途上にあり、今年、ウッズが出場した試合は、4月のマスターズと5月の全米プロ、そして7月の全英オープンの3試合だけだった。
マスターズは決勝進出を果たしたものの47位に終わり、全米プロは3日目のラウンド後に途中棄権、全英オープンは78・75で予選落ちだった。
以後、試合に出ることなく、リハビリに専念してきたウッズの世界ランキングは、現在1266位。
そんなウッズが4カ月以上のブランクを経てヒーロー・ワールドチャレンジに挑んだとしても、いきなり優勝する可能性は、フツウに考えれば、決して高くはなかった。
しかし、ウッズが同大会への出場を発表した際、「もしもウッズが優勝したら」という仮定の下で、ウッズの世界ランキングがどう動くかを試算した人物がいた。
その人物はOWGR(オフィシャル・ワールド・ゴルフ・ランキング)のスタッフでもPGAツアーのスタッフでもなく、世界ランキングをマニア的に愛する人物だそうで、彼が自ら試算した結果をツイッターで発表するやいなや、驚きの数字に目を留めた米メディアが、次々にその試算結果を引用し、話題になった。
「もしもヒーロー・ワールドチャレンジでタイガー・ウッズが優勝したら、ウッズの世界ランキングは一気に1000以上アップし、1266位から250位以内になる!」
その真偽のほどは、正直なところ、分からない。折りしも、今年8月から世界ランキングのシステムが改められたことで、出場人数が少ない試合で加算される世界ランキングのポイントは、以前より激減したことが報じられたばかりだ。
欧州のDPワールドツアーのシーズン最終戦、DPワールドツアー選手権は出場選手がトップ50に限定されたスモールフィールドだったため、同じ週にさびしい顔ぶれながらフルフィールドの156名で開催されたPGAツアーのRSMクラシックより世界ランキングのポイント配分が低く、ジョン・ラームが「笑っちゃうぜ」と苦笑気味に批判した。
同様に、30名限定のツアー選手権でも、20名限定のヒーロー・ワールドチャレンジでも、世界ランキングのポイント減少は起こりうると言われている中で、このマニアの試算が本当に正しいのかどうかは分からず、それをわざわざ検証した米メディアも見当たらなかった。
ウッズ欠場が発表された今となっては、もはやその検証は無意味で無用となったわけだが、もしもウッズが同大会に出場し、優勝し、本当に彼の世界ランキングが250位以内になったとしても、ならなかったとしても、グランドスラムを達成しているウッズの2023年のメジャー大会への出場資格には何ら変化はなく、その意味では、彼の世界ランキングは1266位でも250位以内でも構わないということになる。
もちろんウッズは決して口にはしないだろうが、彼にとってメジャー出場資格を左右するという意味での世界ランキングは「別に気にもしていない」存在と言える。
しかし、世界ランキングのポイントを喉から手が出るほど欲しているリブゴルフの選手たちにとっては、ウッズだけが口にできるそのセリフは垂涎もののはずである。
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