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タイガー・ウッズがホスト大会を一転欠場 1200位台まで落ちた世界ランクより心配な“右足の状態”
今週12月1日から4日までバハマで開催されるヒーロー・ワールドチャレンジにプレーヤーとして出場予定だった大会ホストのタイガー・ウッズ。しかし、右足の足底筋膜炎を発症したことにより欠場を発表した。
地区予選からメジャーに挑む覚悟のリブゴルフ選手

実際、リブゴルフの選手たちの世界ランキングは下降の一途を辿っている。
PGAツアーからリブゴルフへ移籍したばかりだった今年7月には21位だったルイ・ウーストヘイゼンの世界ランキングは、11月には49位まで後退。トップ50圏外となるのは時間の問題だ。
オーストラリア出身のマーク・リーシュマンの世界ランキングは現在71位まで後退しているが、「こうなることは、リブゴルフへ移る際、すでに分かっていたし、覚悟もしていた」と、彼はすっかり割り切っている。
「これまで12~13年間、僕はメジャー大会にたくさん挑んできた。もちろん、これからもメジャーに出たいけど、出られないなら出られないで僕は構わない。ゴルフ界は、もはや若い選手たちの時代に変わりつつある。僕はすでにPGAツアーでいい時代を過ごした。それで十分だと思っている」
リーシュマンにメジャーを制した実績はなく、2015年の全英オープン2位タイが彼のこれまでのベストフィニッシュ。メジャー出場ができなくなれば、メジャータイトルは幻と化してしまうが、ビッグマネーと安泰を選び、世界ランキングの対象ではないことを承知の上でリブゴルフへ移ったのだから、その結果、こうむる犠牲やマイナスは素直に受け止めるというリーシュマンの姿勢は、モノゴトの道理にかなっている。
「でも、トライすることはやめないつもりだ」と付け加えたリーシュマンは、たとえ世界ランキングでトップ50圏外になってメジャー出場資格が得られなかったとしても、全米オープンや全英オープンの地区予選に挑み、自力出場を目指す心づもりだ。
地区予選からの出場という道がないマスターズは「出られないとなれば、自宅でテレビ観戦し、(同郷の)キャメロン・スミスの勝利を祈りながら応援するよ」
リブゴルフ選手が、みなリーシュマンのような考え方と姿勢を持ってくれたら、PGAツアーとの確執や対立は、早期に収束に向かうのではないかと思えてくる。
「ザ・マッチとPNCチャンピオンシップには出場する予定だ」
リブゴルフ選手の世界ランキングの話はさておき、今週のヒーロー・ワールドチャレンジに、もしもウッズが当初の予定通り、出場していたとしても、今年わずか4試合目、そして7月の全英オープン以来、4カ月以上ぶりの復帰戦で、いきなり勝てる可能性は、フツウに考えれば、きわめて低かった。
しかし、数々の奇跡を実現してきたウッズだからこそ、ファンの間では「もしかしたら」という期待が膨らんだのだろう。
「ザ・マッチとPNCチャンピオンシップには出場する予定だ」とウッズはツイッターに記しているが、継続的な負荷や無理によって生じると言われ、激痛を伴う足底筋膜炎が今週1週間で改善され、来週からの2連戦に挑める可能性も高くはなさそうである。
「戦える、勝てると思えなければ試合には出ない。優勝を目指せないなら試合には出ない」とは、ウッズの昔からの決まり文句だ。当初の3連戦は、心身ともに「勝てる」という確信が持てていたからこそ、組んだはずである。そんなウッズなら、残る2連戦も最終的には「ただ出るだけになるなら出ない」という判断を下すのではないだろうか。
そうなるとすれば、おそらくウッズの世界ランキングは現在の1266位から、さらに下降するだろう。しかし、ファンが気になるのは彼の世界ランキングではなく、右足の状態だ。
ウッズの胸の中は、リブゴルフ創設で大揺れしているゴルフ界を盛り上げるための責任感や長男チャーリーくんとともに戦いたいという親心が溢れ返っているのだろうが、今は無理をせず、今後のために回復に努めてほしいと願う。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
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