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- 原英莉花も稲見萌寧も100位以下からの下剋上! QT順位と翌シーズンの成績にはどんな関係がある?
国内女子ツアーのQTファイナルステージが12月2日に終了。ツアー4勝を誇る若林舞衣子が1位となり、35位前後までの選手が来季前半戦の出場権をほぼ手中にした。そこで、過去のQTランキングと翌シーズンの成績の関係について調査してみました。
QTランキング上位だとシード獲得はできるが優勝は難しい!?
シードを持たない選手が来シーズンの女子ツアー出場権をかけて争うクォリファイングトーナメント(QT)が終わり、QTランキングが決まった。このQTランキングによって来季出場できる試合数が変わってくる。選手にとっては、ひとつでも上の順位にいきたい、とても大事な戦いである。
ざっくり説明すると、トーナメントの出場枠はシード選手など優先的な出場資格がある者から埋まっていき、残りの枠がQTランキングの上位から割り振られることになるわけだ。
つまり、上位になればなるほど出場の機会は増える。例年の実績では35位くらいまでなら一般的なトーナメントはほぼ出場できることになる。
では、実際にQTランキングとツアーでの成績にはどのくらいの関係性があるのだろうか。下位の選手にはチャンスはないのか。過去10回のQTからデータを抽出して調べてみた。
まずQTランキングを10位ずつに区切り、それぞれのエリアでどれくらいの選手がシードを手にできたかを算出した。QTランキング1~10位からは31人で最も多かった。総数は100人だから、確率は31%になる。
11~20位と21~30位はともに24人で2位タイ。以下、31~40位は14人、41~50位は10人、51~60位は5人、61~70位は4人と、見事なまでにランキングが上位であるほどシードを獲得できる確率が高くなるということが分かった。
今回のQTではツアー4勝の実績がある若林舞衣子が1位で、黄金世代の一員で渋野日向子に似ていると話題の木下彩が2位につけた。彼女らQTランキング上位の選手にとっては縁起のいいデータだ。
次に同じく10位ずつに区切って、そのシーズンに優勝した選手の数をはじき出した。
最も多かったのは11~20位で9人だった。最近ならば大里桃子や吉田優利、山下美夢有らが該当する。今回のQTではこのエリアに藤本麻子(12位)、新垣比菜(14位)、柏原明日架(19位)といったツアー優勝経験者やルーキーの鶴瀬華月(13位)らがいる。
2番目は31~40位で8人、3番目が21~30位の6人と続く。1~10位はどうかとういうと、4人で4番目に過ぎなかった。最上位のエリアはシード入りする確率は高いけれども、優勝する確率はそれほどでもないという結果になった。
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