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億万長者のPGAツアー選手が“車上生活”を好むのはなぜ? J・スピースが楽しみにする“RVライフ”
ソニーオープン in ハワイで初日トップに立ちながら急降下で予選落ちを喫したジョーダン・スピース。「西海岸シリーズからはRVライフを送るつもりだ」と、うれしそうに語る姿が話題になった。プライベートジェットで全米を飛び回るPGAツアー選手が“車上生活”を好むのはなぜか?
「RVでサウジアラビアまでは行けない」

PGAツアー選手の中で、誰が最初にRVライフを始めたのか。正式な記録や書類があるわけではないのだが、私が知る限りでは、試合会場のそばで数台のRVを見かけるようになったのは1990年代の後半ぐらいからだった。
最初のうちは、シニアツアー(現チャンピオンズツアー)でちょっとした流行になった。お金にも時間にも気持ちにも余裕があった50歳代の選手たちが、自慢のRVを選手仲間や米メディアに披露するようになった。
私自身、当時のシニアツアーの選手たちのRV数台に試乗させてもらったことがあったが、豪華なソファ&テーブルが置かれ、ふかふかのラグマットまで敷かれていた車内のリビングルームは「まるで一流ホテルみたいだ」と驚かされたことを、今でもよく覚えている。
やがてRVブームはシニアツアーからPGAツアーへ波及し、2000年ごろからデービス・ラブらがRVライフをスタートした。
メジャー2勝を挙げながらアルコール依存症になって飲酒や暴力などの問題ばかりを起こしていたジョン・デーリーは、そもそも飛行機嫌いということもあり、やはり00年ごろから「豪華なRVを買った。自分でハンドルを握ってフリーウェイを突っ走ると気持ちいいぜ」と、笑顔を見せるようになった。
選手のみならず、PGAツアーがRVを試合会場内に置いて、アテストテント代わりに使用していたこともあった。
選手たちがより快適なRVライフを過ごせるようにと願い、PGAツアーが電気や水が引けるRVパークを大半の試合会場の周辺に整備すると、RVライフを送る選手の数はさらに増え、近年では、ジェイソン・デイやバッバ・ワトソンらもRVライフを送っていた。
そうやってRV派の選手が次々に増えることは、PGAツアーにおける転戦生活がいかに時間とお金を要し、いかに制約がかかるタフな生活であるかを物語っていると考えることもできる。
だからこそ、なのだろう。リブゴルフへ移籍した選手たちは「PGAツアーでは家族と過ごす時間があまりにも少ない生活だった。だから僕はリブゴルフを選んだ」などと語っていた。
とはいえ、PGAツアーで戦っていたときもRVで過ごしていたワトソンは、実際には家族と一緒に生活していたはずなのだが、そのあたりの細かい話はさておき、PGAツアーとは試合開催地も転戦の流れも大きく異なるリブゴルフでは、「たとえば、サウジアラビアからアメリカまでをRVで(数日間のうちに)移動するのは無理だからね」とスピースは指摘する。
PGAツアーが整備しているRVパークには、リブゴルフ選手となったワトソンのRVは、もはや見られなくなっており、少なくとも1台分の駐車スペースは「空きあり」状態。それゆえ、入れ替わりにスピースがそこに自身のRVを停めることができるという意味なのだろう。
そう考えると、RVライフというものは、PGAツアーには昔も今も見られるものだが、リブゴルフでは今もおそらく今後も見られないものと言えそうである。
スピースの愛妻アニーは、とても社交的で、仲間を増やすことに長けており、RVパークで一緒に過ごす選手仲間を「アニーが選手の奥さんサイドから増やし、広げていくのではないか?」などという噂も聞こえてくる。
もしかしたらRVライフは、今まで以上にPGAツアーで好まれるライフスタイルになっていくのかもしれない。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
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