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リブゴルフ“4人目の役員辞任”でさらなる暗雲も “敵”が審査から降板し世界ランキングには光明!?
グレッグ・ノーマンCEO率いる新ツアー「リブゴルフ」。その最も大きな課題と言われてきたのが、世界ランキングの対象となっていないこと。このままではダスティン・ジョンソン、キャメロン・スミスといったトップ選手のポイントも徐々に目減りしていき、メジャーへの出場が危うくなってしまう。しかし、ここに来て一筋の光明が見え始めている。
この1月だけでも要職を務める2人がリブゴルフを去った
2023年のPGAツアーはすでに4試合を終えたところだが、リブゴルフの開幕戦は2月24日ゆえ、まだ3週間以上も先である。
リブゴルフの今季のスケジュールは、年明けを迎えた時点では、全14試合のうちの半分しか発表されておらず、先行きを危ぶむ声が方々から上がっていた。
だが、1月23日に残りの7試合の日時や場所が発表され、「リブゴルフ安泰」がアピールされたと思った矢先、今度はリブゴルフの頭脳の1人だった役員の辞任が発表された。
今回、リブゴルフを去ることになったのは、CCO(チーフ・コミュニケーション・オフィサー)を務めていたジョナサン・グレラ氏。
これでリブゴルフのトップオフィサーの辞任劇は、昨年6月のCCO、昨年10月のCOO、今年1月のディレクター・オブ・フランチャイズに次いで、実に4件目となった。
リブゴルフの内部は一体どうなっているのか。何かしらの動きや揺れがあることは、ほぼ間違いないと思われるのだが、その動きがポジティブなのか、ネガティブなのかは、外部には知る由もない。
そんな折、リブゴルフを取り巻く周囲には、もう少し分かりやすい動きが見られつつある。
リブゴルフと敵対する米欧ツアーが審査から降板
その筆頭は、マスターズを主催するオーガスタナショナルが、今年のマスターズへのリブゴルフ選手の出場を制限しないと決めたことだ。
「出場資格を満たしてさえいれば、どのツアーの選手であろうとマスターズに出場できる」ことが、フレッド・リドリー会長から発表されたことは、今後のゴルフ界全体の動きに何かしらの影響を及ぼすだろうと見られていた。
その「影響」と思われるものが、早くも形になって表れた。
世界ゴルフランキングをつかさどるOWGR(オフィシャル・ワールド・ゴルフ・ランキング)の理事を務めるPGAツアーのジェイ・モナハン会長、DPワールドツアーのキース・ペリー会長、インターナショナル・フェデレーション・オブ・PGAツアーズのキース・ウォーター会長の3名が、リブゴルフの世界ランキングへの申請の審査・決議から「降板」することを決めたという。
OWGRでは、世界ランキングの対象ツアーとして認めてほしいという申請が提出されると、理事を務める7名が審査・決議する手順になっており、現在、その理事には上記の3名とメジャー4大会の主催団体のトップらが名を連ねている。
リブゴルフが「世界ランキングのポイントを稼げるよう認めてほしい」という申請を提出したのは、昨年の初戦開催後の7月のことだった。
しかし、リブゴルフと敵対関係にあるPGAツアーのモナハン会長やDPワールドツアーのペリー会長らが理事に座っている限り、リブゴルフの申請が認められる可能性は限りなく低いと見られていた。
実際、リブゴルフの申請後、OWGRで審議が行われた形跡は見られず、メディアが問い合わせても、得られた返答は「申請は受理した」「検討中」といったものに留まっていた。
しかし、ここへ来て、モナハン会長ら3名が審査から「降りる」ことを決意。リブゴルフを世界ランキング対象ツアーとして認めるか否かの審査や決議を残る4名の理事に「一任する」と発表したことは、リブゴルフにとっては大いなる朗報である。
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