「耐えるゴルフで予選通過を」
◆国内女子プロゴルフ<大王海運レディス 3月16~18日 エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県) 6605ヤード・パー72>
国内女子ゴルフのステップ・アップ・ツアー開幕戦「大王海運レディス」の初日、渋野日向子の妹でアマチュアの渋野暉璃子は、3バーディー、4ボギー、73の1オーバーでフィニッシュした。
16番からの上がり3ホールの連続ボギーに渋野の表情は曇っていた。
「17番パー5のセカンドショットは読み間違えてしまって、運よく看板に当たって助かりましたが、(看板が)なかったら完全にOBでした」
アマチュアとして挑む今季プロ初戦。今大会のコースは昨年11月の「大王製紙エリエールレディス」に推薦で出場した時と同じエリエールゴルフクラブ松山で、この時は初日「80」、2日目「81」の最下位で予選落ちだった。それでもこの日は3バーディー、4ボギーの「73」と、スコアではリベンジを果たした形だ。
「スコア的に見ると成長した感じはあるのですが、内容は悔やまれます。全体的には前半はショットが良くなくても、アプローチが寄ってくれたので、スコアを落とさず、チャンスでとっていけました」
前半はそこまで調子は悪くなかったが、上がり3ホールで「パターのタッチが合わなくなってしまった」と悔やむ。初戦ということもあり、緊張や力みはなかったが、「曲げたくないという思いが強かったのか、余計に力を抜いて曲がったりして、ドライバーのフェアウェイキープ率もあまり良くなかったです。明日からはそのあたりを修正していきたい」と振り返った。
それでも昨年は80台だったコースで、しっかりとスコアメイクできたことは自信につながったはずだ。大会2日目の天気予報は雨と聞き、「雨のラウンドはあまりいい思い出がないんです(笑)。しっかり耐えるゴルフでスコアをキープしたい」と、予選通過を目指す。