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“宝塚鑑賞”を我慢したおかげ!? 青木瀬令奈が大逆転V「苦しい選択をした方がゴルフのためになる」
「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」で青木瀬令奈が最終日に8バーディー、ノーボギーの64で回り、大会レコードの通算17アンダーで逆転優勝した。
3日間ノーボギーで大会レコードの17アンダーを記録
◆国内女子プロゴルフ<Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント 3月17~19日 鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島県) 6419ヤード・パー72>
まさかの逆転劇だった。トップと4打差の2位から出た青木瀬令奈。同組の首位からスタートした上田桃子が出だし5連続バーディー。一時は最大で8打差あったが、上田が後半に崩れると、青木は自分のプレーに集中してバーディーを量産した。
6番パー3で10メートルの長いバーディーパットを沈めると、後半は13番パー5で2メートルのバーディーパットを決めて、このホールでダブルボギーを叩いた上田を逆転。最終ホールで1.5メートルのウィニングパットを決めると、右手を上げて満面の笑顔を見せた。

8バーディー、ノーボギーの「64」で回り大会レコードの通算17アンダーでツアー通算4勝目を手にした。
「最大の敵は自分自身だとコーチとも話しをしていました。なので、自分自身と向き合い、どうゴルフを組み立てていくかを徹底できたと思います。優勝争いをしていると、1日苦しい場面が来ないことはないと思っていました。最初は桃子さんがいい滑り出しをしていましたが、後半もしかしたら厳しくなってくるかもしれない。私自身も後半に伸ばせばチャンスはあるのかな、と諦めずにやった結果だと思います」
普通は8打差もあったら、諦めずに自分のプレーに徹することは難しい。それができるメンタルの強さには脱帽する。昨年オフからは大好きな趣味でもある「宝塚歌劇団」の鑑賞やネイルサロンもやめた。
「私生活で選択肢があればゴルフのためになる方を選んできた。数年前まではできていなかった部分なので成長できていると思います」と話す。
これだけストイックになれるのは、「年々、ゴルフのことが好きになっている」からだ。次の言葉からも彼女のプロゴルファーとしてのプライドと成長が見えてくる。
「私の場合は苦しい選択をした方がゴルフのためになるということを気づけたので、とことん我慢をして、等価交換ではないですけど、何かを犠牲にして何かを得るという方が、私にとってゴルフにプラスになると分かりました」
今年30歳を迎え、今が円熟期のようなゴルフでの優勝。今季の青木瀬令奈はさらに進化を遂げていくような気がしてならない。
青木 瀬令奈(あおき・せれな)
1993年2月8日生まれ、群馬県出身。昨年「宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」で4年ぶりとなるツアー2勝目を挙げ、全英女子オープンに初出場。2020年より、選手会長に値するJLPGAプレーヤーズ委員長を務める。また「JLPGAブライトナー」と銘打った新制度で、大里桃子、勝みなみ、申ジエ、原英莉花、吉田優利とともに初代「ブライトナー」に就任。ツアー通算4勝。リシャール・ミル所属。
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