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- 今年のマスターズで生まれたルール違反騒動 グレーなケプカとウッドランド “冤罪”晴らしたモリカワ
ジョン・ラームの初優勝で幕を下ろした今年のマスターズ。一方で第3ラウンドまで首位を守り、こちらも初優勝を狙ったリブゴルフ勢のブルックス・ケプカも注目を集めました。優勝は逃したものの最終成績も2位タイと健闘したケプカですが、ルール上のある疑惑にも晒されていました。
連日の事情聴取となったケプカとウッドランド
今年のマスターズトーナメントは話題騒然、見所満載、そして波乱万丈の展開となりました。人それぞれにさまざまなエピソードが思い出されることでしょう。そのなかに、ルール問題で炎上した二つの出来事もありました。

一つは、「マスターズ初優勝か!?」と思わせたリブゴルフ勢のブルックス・ケプカと彼のキャディーが、第1ラウンドで同じ組のゲーリー・ウッドランドに使用クラブの番手を伝えた(ルールで禁止されているアドバイス)とされる行為。
もう一つは、同じく第1ラウンドでコリン・モリカワがグリーン上でボールをリプレースする際に、不正に10センチほども前に置いたと疑われた問題です。
ともにテレビ中継に映されたことから、直後に大炎上となりました。事の詳細を紹介します。
ケプカの疑惑は初日15番パー5でのこと。第2打でグリーンに乗せたあと、彼のキャディーが次に同じく第2打をプレーするウッドランドとそのキャディーのほうに顔を向け、明らかに「ファイブ」(5番)と発する口の動きをテレビカメラがとらえたのです。
プレーヤーのクラブ選択に影響を与える言動は、ルール上の「アドバイス」に当たり、コース上の他のプレーヤーにアドバイスを与えたり、自分のキャディー以外にアドバイスを求めることは禁止です(違反した場合は2罰打)。
そのため、マスターズ委員会はラウンド後、ケプカとウッドランド、それぞれのキャディー、その場にいた競技委員などを呼んで確認します。しかし、両選手サイドはアドバイスをしたり、アドバイスを求めたことはないと違反を否定。おとがめなしとなりました。
ところが、問題の映像をよく見ると、キャディーの「ファイブ」発言の直前、ケプカ自身にもアドバイスを疑われる動きがあったことが分かり、疑惑が再燃、炎上します。
その動きというのは、ケプカがウッドランドに向けて、グローブを着けた左手を、指を大きく広げながら差し出し、それからゆっくりとグローブを外したのです。あたかも「5番」と伝えるかのような、ちょっと不自然な動きでした。
疑惑がメディアに大きく取り上げられたことを受け、マスターズ委員会は2日目のラウンド後に再度両者を呼んで確認。もちろん両者はアドバイスのやり取りがあったことを否定し、やはり不問となりました。
直後の会見でケプカは「今日は僕の手とグローブが問題になった。僕はグローブを外しただけ。どうやったら拳を握ったままグローブを外せるんだ」と、通常の動作で他意はなかったと語っています。
しかし、その後もアメリカの某メディアは「選手間でのこうした情報のやり取りは珍しいことではない」とする続報を発表しています。この問題はまだ尾を引くかも知れません。
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