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- 全米ゴルフ協会が「よくある質問」として取り上げたルール解説動画が220万再生! 日本人も覚えておくべき内容とは?
全米ゴルフ協会(USGA)が運用するインスタグラムには、多くのルール解説動画がシェアされていますが、最近、220万再生を記録した解説動画の内容とは?
動いている球に影響を及ぼすために故意に物を取り除くと2罰打
全米ゴルフ協会(USGA)が運用するインスタグラムには、多くのルール解説動画がシェアされています。そのうち、昨年12月に「ポピュラー・クエスチョン(よくある質問)」として取り上げた動画が再生回数220万回以上の大きな反響を得ています。それほど多くのゴルファーに関心を持たれたルールとは?
その動画で紹介されるシーンは、プレーヤーA(動画ではマッチプレーの対戦相手ですが、通常のストロークプレーのプレーイングパートナーでも同じルールです)がグリーン周りから放ったショートアプローチのボールが、プレーヤーBがグリーン上に置いたクラブに当たりそうになったので、プレーヤーBはクラブを拾い上げた、という内容です。
規則11.3「動いている球に影響を及ぼすために故意に物を取り除いたり、または状態を変える」では、「球が動いている場合、プレーヤーはその球(プレーヤー自身の球か別のプレーヤーの球であるかにかかわらず)が止まる可能性のある場所に影響を及ぼす目的で、次のことを故意に行ってはならない」として、ボールが転がる先のライを改善すること。そして、「ルースインペディメント」や「動かせる障害物」を拾い上げたり、取り除くことは禁じています。
例えば、アップヒルの花道からのアプローチショットをショートし、ボールが斜面を転がり戻る最中に、ボールが止まる可能性のあるディボット跡を修理すること。あるいは、他のプレーヤーが放ったボールの転がる先にあった、当たる可能性のあるレーキを拾い上げる、といった行為は同規則違反となり、2罰打が付加されます(ボールはあるがままで、次をプレー)。
プレーヤーが置いたクラブは「例外」
ならば、動画のケースも2罰打と思われますが、同規則には続けて以下のような「例外」が記載されています。
「この規則はプレーヤーが次のものを拾い上げたり、動かすことを禁止していない。
・取り除いた旗竿。
・グリーン上に止まっている球(ただし、拾い上げるときはマークをしなければならない)。
・すべてのプレーヤーの用具」
「用具」は定義上、「プレーヤーやそのプレーヤーのキャディーが使用している、身に着けている、手にしている、運んでいる物」ですから、動画にあるクラブもこれに該当します。また、プレーヤーがグリーン上に置きがちなタオルやパターのヘッドカバーも「用具」となり、他のプレーヤーのアプローチショットが当たりそうなときは、取り除いても罰はありません。
さらに、プレーヤーがグリーン上に置いたクラブ等の「用具」に、他のプレーヤーのアプローチショットが当たっても、規則11.1「動いている球が偶然に人や外的影響に当たる」の規定により、誰にも罰はなく、当たったボールはあるがまま、止まったところから次のプレーをしなければなりません。なお、他のアプローチショットがプレーヤーに当った場合も、「用具」と同様、誰にも罰はなく、ボールはあるがままとなります。
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