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- “2025年問題”よりもはるかに深刻…!? 会員制ゴルフ場に忍び寄る「変革の波」とは?
「団塊の世代」が後期高齢者となり、多くの問題が噴出すると考えられているゴルフ業界の“2025年問題”。しかし業界関係者にとっては、それ以上に切実な問題と考えられているのが「キャディーの確保」です。事情通の専門家に話を聞いてみました。
生き残りのカギとなるのは“ブランディング戦略”
デジタル技術の進歩により仕事の選択肢が拡大、PCやスマホがあればリモートワークできる時代が到来した今、職業を選ぶ基準も大きな変化を遂げました。
体力を要し、また比較的拘束時間が長いと思われがちなキャディー職は、若い人にとってはキャリアデザインしにくい職業でもあり、敬遠されることもしばしばあるようです。
若い人はもちろん、キャリアがある人も、より快適な環境で仕事をしたいと考えるのは当然でしょう。だとしたら雇用主である企業側、ゴルフ場が考え方を変えていかねばならないのではないでしょうか。

「僕は、キャディー職がハードだというイメージが先行しすぎだと思います。実際に大変かもしれませんが、本当にやりがいのある素晴らしい仕事だと思います」
「ですが、なかなかなり手がいないのも現実。現在も全組キャディー付きプレーを維持している会員制ゴルフ場がこれから先も生き残るためには、考え方を少し変える必要があると考えています。これには大きく分けて2つの考え方があると思っています」と、前田さん。
「全組キャディー付きプレーを維持していくなら、まずはキャディーさんの離職率を下げるような取り組みが必要なのではないでしょうか」
「例えば、より柔軟な働き方ができる環境を整備したり、評価制度を導入して給与にきちんと反映させることで仕事に対するモチベーションアップを図ったり、また福利厚生に力を入れたり……、働き手にとって魅力的な試みは多ければ多いほどいいですよね」
「『さすが○○ゴルフ場! 名門は客だけでなく社員も大切にしているね』という声が聞こえるようになれば、ゴルフ場のイメージアップに繋がり、それがさらに“名門”のブランドを高めます。待遇がよく、勤務先としてのイメージがアップすれば、キャディーさんの定着率も上がるでしょうし、若い人も就職先として考えてくれるようになるかもしれません」
一方、キャディー確保を諦めてセルフプレー主体の営業スタイルに切り替えざるを得ないコースもあるようです。
「セルフにはセルフのよさがあります。気軽ですし、キャディーフィがないぶん安く回れます。でもね、僕は安く回れるだけでは集客はできないと思うんですよ。せっかくキャディー付きプレーから大転換するわけですから、単なるセルフじゃなく、プラスアルファの魅力がほしいんです」
「例えば“18ホール完全スループレー”を全面に押し出してタイムパフォーマンスのよさをアピールしてもいいし、『最新のサウナ設備を完備』のようなものでもいいんです」
「キャディー付きプレーでなくなることで行かなくなる人が出てくるかもしれませんが、逆にほかの魅力に引きつけられて来る客もいるはず。僕は大のサウナ好きなので、通い詰めたくなるくらい素敵なサウナがあれば、それ目当てにセルフでも行っちゃうと思うけどなぁ(笑)」
「キャディー付きであろうがセルフであろうが、この先もずっとゴルフ場が生き残っていくためには、一般企業のような“ブランディング力”が必要だと思います」と、話を続ける前田さん。
「将来的には、日本もオーストラリアやアメリカのように年会費にプレー代金や食事代がインクルードされるスタイルのゴルフ場が増えていくかもしれません。まぁ、日本には独特の会員権市場というものがあるので、そう簡単には進まないかもしれませんがね」
「でもいずれにせよ、確実に変革の波は押し寄せているのではないかと感じます。どんなスタイルであっても、来場するお客さんが喜び、そこで働く人々にとっても魅力的なコースであり続けるための“ブランディング戦略”が大事。ゴルフ場が生き残っていくには、これが何より重要だと感じています」
【監修】加賀屋ゴルフ代表 前田信吾さん
ゴルフ会員権取引を行う加賀屋ゴルフ代表取締役。ここ10年は、2日に1回の割合でラウンドを楽しむゴルフの達人(2023年は年間219回!)。独自の視点を生かしたゴルフ場の比較&検討に定評アリ。
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