- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- コラム
- 雨天や強風でラウンドを中止する人たちへ… “自然と格闘”する楽しみがある「悪天候ゴルフ」のススメ!?
雨天や風が強い日のゴルフについて、どのようなイメージがあるでしょうか。
雨予報の日はラウンドが中止になることが多くなった
春先は雨が降ったり強風が吹いたりして、過酷なコンディションでラウンドする機会が多かったです。
知人とゴルフ談議をしていても、朝から雨が降っていたのでラウンドが中止になったとか、朝は大丈夫だったけど後半に降られたとか、風が強すぎてボールがなかなか前に進まなかったという話をよく聞きました。
筆者がゴルフを始めた2000年当時は、ゴルフは雨でもやるスポーツでした。しかしゴルフのカジュアル化やゴルファーの多様化によって、近年は雨天の日はラウンドに行かない人が増えました。
個人的には多少の雨であればラウンドしたいのですが、自分よりも年上の同伴者から「明日は雨予報だからキャンセルしよう」と言われたら、「承知しました。またの機会によろしくお願いします」と答えるしかありません。
ラウンドがキャンセルになった日の朝に、雨がほとんど降っていなかったときは「このくらいの雨ならプレーできたんじゃないか」と恨めしい気持ちになることもあります。
以前であれば、自宅周辺は雨が降っていてもゴルフ場は降っていないかもしれないから、とりあえずコースまで行ってから様子を見るのが不文律でした。
ですが今は、ゴルフ場の天気予報も1時間単位で降水確率と降水量が表示されるようになりました。天気予報の精度も当時と比べて格段に上がっています。ラウンド中に雨が降りそうな予報のときは、ゴルフ場までの往復時間と交通費がもったいないという価値観が主流になりました。
個人的にはプレーできるコンディションなのにプレーしない方がもったいないと感じるのですが、そういう価値観を持つゴルファーは少数派になっています。
雨の日よりも風が強い日のほうが難しい
一方で、雨さえ降らなければ天気が悪くてもラウンドを決行するゴルファーは多いです。筆者が使用しているスコア管理アプリは、ラウンド当日の風を「微風」「弱」「中」「強」の中から選んで入力するようになっているのですが、今年に入ってから「中」と「強」を選択したラウンドが3回ありました。
どのくらいの風を強いと感じるかは人それぞれですが、個人的な判断基準として150ヤード打とうと思って150ヤード飛ぶなら「微風」、140ヤードしか飛ばなかったら「弱」、130ヤードしか飛ばなかったら「中」、120ヤードしか飛ばなかったら「強」という感じで決めます。
もちろん風の強さは刻一刻と変わりますし、風向きもアゲンスト(向かい風)だけでなく横風とフォロー(追い風)もありますが、ボールが強烈に押し戻されるアゲンストが最も印象に残ります。150ヤード打とうと思って120ヤードしか飛ばないと、ボールが空中で止まって押し戻されるような感じになります。
このような状況で150ヤードを届かせるためには、180ヤードを打つイメージでショットしなければなりませんが、グリーンをオーバーしてしまうのではないかという恐怖心もあり、思い通りに打てることはほとんどありません。
友人とゴルフ談議をしていると、「雨の日よりも風の日のほうが難しい」と口をそろえますが、その意味がよく分かります。
プロゴルファーは風に乗せてボールを運んだり、風にぶつけてケンカさせたり、低い球を打って風の下をくぐらせたりしながらコースを攻略するそうですが、こちらはそんな技術など持ち合わせていません。
できることといえば、クラブの番手を上げたり下げたりすることだけですが、そんな小手先の対策は何の役にも立たず、風に翻弄されたまま18ホールが終わります。
スコアカードを見ると普段のスコアよりも5打から10打加算されています。スコアはボロボロなのですが、難しいコンディションの中、歯を食いしばって18ホールを回るとそれなりの達成感があります。
天気のいい日に和気あいあいとラウンドするのも楽しいですが、天気の悪い日に自然と格闘しながらラウンドするのもまた別の楽しみがあります。
最新の記事
pick up
ranking