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- 東京から沖縄にキャディーバッグを送るのにかかった金額に驚愕… 宅配便値上げの影響はゴルフ業界にも
先日、日本郵便が10月1日から定形郵便物の料金を現在の84円から110円にするなど、大幅な値上げを発表しました。手紙以外のさまざまな「送料」も、近年値上げの一途を辿っています。
東京−沖縄本島のキャディーバッグの往復送料が9060円だった
近年、燃油などのエネルギー価格の高騰などが原因で、物流費がどんどん値上がりしています。この流れは、ゴルフ業界にも影響してきています。
8月下旬に取材でカヌチャゴルフコース(沖縄県)を2ラウンドする機会があり、キャディーバッグを宅配便で沖縄本島に送りました。
筆者はレンタルクラブでプレーするのがあまり好きではありません。近年は有名ブランドの最新モデルに近い機種をレンタルできるゴルフ場が増えましたが、以前は無名ブランドの古びたクラブしか選べないゴルフ場も少なくありませんでした。
「こんなクラブ、中古ショップでも見たことないんですけど……」というような残念なクラブを倉庫から引っ張り出してきて、「レンタル料金は1日3000円です」なんていわれるとイラッとします。なので、当時は宅配便が安かったこともあり、北は北海道、南は九州・沖縄まで自分のキャディーバッグをゴルフ場に送っていました。
ところが最近、宅配便の送料がとんでもなく値上がりしています。今回も東京から沖縄にキャディーバッグを送るのに、往復で9060円かかりました。その料金を聞いて一瞬「えっ!?」となりました。なぜかというと、2023年12月にも今回と同じカヌチャゴルフコースにキャディーバッグを送ったのですが、そのときはそこまで高くなかったのです。
家に帰って当時の宅配便の伝票を確認したところ、23年12月の送料は7762円でした。1298円も値上がりしています。参考までにカヌチャゴルフコースのレンタルクラブの料金を調べたところ、ホテル宿泊者はクラブレンタル・シューズセットが3500円でした。今後はレンタルクラブでプレーすることを検討しなければならなくなりそうです。
ただ心配なこともあって、何年か前にキャディーバッグを沖縄に送ろうとしたとき、台風が関東地方に接近していて物流が不安定になっており、プレー日に間に合わない恐れがあるといわれたことがありました。飛行機が飛ばないと船便で送るしかないが、船便だとプレー日に間に合わないというのです。
結局、宅配便で送るのを諦めて現地でレンタルクラブを借りたのですが、そのときのラウンドが散々でした。筆者は普段、カーボンシャフトのアイアンを使っているのですが、レンタルクラブのアイアンは男性用だとスチールシャフトが一般的です。カーボンシャフトに慣れている人間がスチールシャフトを使うと、ヘッドが下りてくるタイミングが全然違うのでボールがどこに飛ぶか分からないのです。
スタートホールからアイアンがシャンクし、アプローチで何とかリカバリーするものの、次のホールもまたアイアンでシャンクが出ます。こうなるとスコアどうこうよりも、同伴者にボールを当ててケガをさせてしまうのではないかとハラハラし、ラウンドが楽しめなくなります。
でも、キャディーバッグの送料が9060円という金額になってくると、「その金額で平日だったら1ラウンドできるじゃん」という話です。非常に悩ましいところです。
近場のゴルフ場に送るのもビックリするほど高くなっている
キャディーバッグ送料の値上がりは沖縄だけでなく、近場に送るのもかなり高くなっています。1年半ほど前に誘われたラウンドで、「ラウンド後に飲み会がありますから電車で来てください。キャディーバッグは宅配便で送ってください」といわれたことがありました。
そのとき東京の自宅から千葉県のゴルフ場にキャディーバッグを送ったのですが、往復の送料が4000円を超えていたのでビックリしました。自分の印象では東京−千葉の往復は2500〜2600円くらいだったのですが、今後は気をつけなければならないと感じました。
その後、「らくらく宅配ゴルフ」というサービスがあるのを知り、利用したことがありました。このサービスを利用すると、関東地方から関東地方へのキャディーバッグの往復の送料が2600円になるのです。
しかも自宅までキャディーバッグを引き取りにきてくれるので大変便利だったのですが、8月16日付のお知らせによると、今春から荷物の急激な増加により集荷のトラブルが多発し、システムの根本的な見直しをすることになり、受付をいったん中止したそうです。システムをいち早く見直し、サービスを再開してくれることを期待したいです。
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