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- 100年前のクラブで競う世界大会で日本チームが3連覇してギネス登録! “お助け機能ナシ”で個人戦の優勝スコアは何打だった?
スチールシャフトが普及する前はゴルフクラブのシャフトが木だったことを知らないゴルファーも意外と多いかもしれません。実はそんな100年前のクラブで競い合う大会がスコットランドで毎年開催され、日本チームが3連覇を達成しているのです。
世界18カ国から約200人が出場し6部門で競う国際大会
毎年10月、スコットランドで「World Hickory Open Championship」(世界ヒッコリーオープン選手権)というヒッコリークラブだけの世界大会が行われています。その大会の国別チーム戦部門で、昨年、日本代表チームが2019年からの3連覇(20年、21年はコロナ禍で中止)を達成。「ギネス記録」として知られる「Guiness World Records」がギネス世界記録に認定。9月18日、同チームのホームに近い名古屋市で認定証の贈呈式が行われました。

ヒッコリーは、柔軟性(しなり)と耐久性に優れたクルミ科の樹木の通称。ゴルフではスチールシャフトが普及する前の1920年代まで、シャフトの素材として一般的に使われていました。
「世界ヒッコリーオープン選手権」は毎年10月、スコットランドの3つのエリアで持ち回りで開催される世界大会です。セントアンドリュースのある東海岸のエディンバラ周辺、今年、全英オープンが開かれたロイヤルトルーンGCのある西海岸のグラスゴー周辺、そして今年の開催エリアである北部のインバネス周辺です。
競技は国別チーム戦のほか、シニア・女子・個人総合の各個人戦、そして男女プロの計6部門で行われます。国別チーム戦は1日18ホール。その他の5部門は3日間54ホール競技です。
出場選手が使用するのは、1935年までに製造販売されたオリジナルのヒッコリークラブ、もしくはそのレプリカ(用具審査を通過したクラブ)に限定。大会には地元イギリスをはじめ、欧米各国や豪州、そしてアジアの日本、中国、韓国など18カ国から約200人が出場します。
大会のホームページを開くと、全英オープンとマスターズのチャンピオンであるサンディー・ライルが2014年と16年大会で2度、このオープンチャンピオンになっています。
ここで気になるのは、現代のクラブのようなお助け機能などない約100年前のクラブで、どのくらいのスコアが出せるのかということ。昨年の個人戦、男子アマ・グロスの部の優勝スコアを見ると3日間54ホールで243ストローク。1ラウンド平均にすると、ちょうど81というスコアになりました。ちなみにプロの部も3日間で240、1ラウンド平均で80と、アマチュアと1打しか変わりません。プロでもヒッコリークラブではアンダーはおろかパープレーで回るのも難しいようです。
ヒッコリークラブを通してゴルフの文化と歴史に触れる
この国別チーム戦で昨年3連覇を達成し、ギネス世界記録に認定されたのは、愛知県一宮市に本拠を置く一般社団法人「Japan Hickory Golfing Society」(JHGS)のメンバー(現在、在籍メンバーは130人弱)を中心に結成されたチーム。

代表選手はJHGSが神戸ゴルフ倶楽部と鳴尾ゴルフ倶楽部で開催する「日本ヒッコリークラシック」を始め、俳優の石田純一さんが主催する「関東ヒッコリーオープン」、桑原克典プロ主催の「中部ヒッコリーオープン」といった各ヒッコリークラブ大会を通して結成されます。
JHGSのホームページのイベント情報を見ると、今年は国内だけで8大会が開催(予定)。延べ600人ほどがプレーしているそうです。
ギネス世界記録の認定証贈呈式直後、JHGSのメンバーで、代表チームのキャプテンを務める福本勝幸さんに話を聞いたところ、JHGSの活動自体は基本的にエクスクルーシブ(閉鎖的)ですが、「興味を持たれた方はホームページのお問い合わせフォームから、お気軽にイベントにお申込み、お尋ねください。初めて参加される方のためにヒッコリークラブも用意してあります」と、ヒッコリークラブのビギナーもウエルカムの姿勢。
ただし、JHGSはヒッコリークラブの競技団体ではありません。福本さんの言葉を借りれば「ヒッコリークラブを通して、ゴルフの豊かな文化と歴史に触れるソサエティー」とのこと。ワンランク上のゴルフ好きの集まり、といったところでしょうか。イベント(大会)など、JHGSの最新情報はフェイスブックに逐一アップされるそうなので、興味のある方はフォローしてみてはいかがでしょうか。
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