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- スイング用語「リズム」「テンポ」「タイミング」の違いが分からない!? 意味を理解すればミスを減らせるって本当?
スイングでは「リズム」「テンポ」「タイミング」が重要だといわれますが、それぞれ具体的にどんな違いがあって、正解があるのでしょうか。インドアゴルフレンジKz亀戸店・筒康博ヘッドコーチに、アマチュアが身に付けるべき「リズム」「テンポ」「タイミング」について話を聞きました。
「リズム」は番手が違っても変わらないようにする
レッスンや解説の場面で「リズム」「テンポ」「タイミング」という言葉は日常的に使われます。ただし意味を混同しやすく、間違えて覚えている人も少なくありません。
私もアマチュアから、具体的な「リズム」「テンポ」「タイミング」の違いを聞かれたり、どうすれば身につくのか質問されることも多いので、それぞれの意味と具体的な理想や目標をお話ししたいと思います。
リズムは周期的な調子など規則的なパターンのことをいいます。「イチ、ニッ」で切り返しを迎える場合と「イチ、二ノ」や「イーチ、ニッ」では、テークバックや切り返しの時間経過が違うことが分かるでしょう。楽譜でたとえるとすれば、音符の長さや休符の位置の違いです。ゴルファーよってマッチするリズムは異なります。
ドライバーとアイアンで同じように打っているように見えるほど、いいリズムのスイングといえます。アマチュアが現実的にリズムを身につけるなら、アドレスからフィニッシュまでのトータル時間を、好きな番手と苦手な番手とで比べてみてください。もしくは、あえて遠くからスイングを動画撮影して、何番で打っているか分からないようなら、リズムが一定になっているといえると思います。
コースでは、ティーイングエリアやフェアウェイといったライと、ラフや傾斜などの難しいショットが同じリズムで打てているかをチェックするのもオススメです。好きな番手や得意なクラブでのリズムを基準に、なるべく全番手は同じリズムで打てるようにすることが上達のコツです。
速くても遅くても問題なし。ナイスショットの確率が高い「テンポ」を探す
一つの楽曲でもアップテンポ、スローテンポに演奏し分けることができます。つまり「テンポ」とは、早いか遅いかの個性が出ていいものです。
ゴルファーでたとえるならば、テークバックから切り返しまでがロックのように速いジョン・ラームか、バラードのようにゆっくりしている松山英樹や女子プロなのか。理想はどちらかというものではなく、多様性があります。
アマチュアの場合、流れるようなスイングのプロに比べるとバックスイングのテンポが遅い傾向があります。「リキむな」と「ゆっくり」が混同された可能性も高いのですが、ゴルファーによってはテンポをもっと早くした方がナイスショットの確率が高くなる人もたくさんいます。
自分にピッタリなテンポを見つけるには、どうすればいいでしょうか。まずは好きなスイングのプロの動画に合わせてシャドースイングをしてみてください。
あるいは、いつもよりも早いテンポや遅いテンポで打ってみるのもいいでしょう。そうすると、ナイスショットの確率がテンポによって違うことが分かってきます。あとはボールを打って、そのテンポを身につけていくことです。
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