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- ゴルフの出費は“人生に彩りを添える趣味“として妥当? ゴルフができなくなって気付いた「お金が減らない=うれしいではない」
熱心なゴルファーだったものの、病気でラウンドをお休みしていた人に話を聞く機会がありました。ゴルフは“生涯スポーツ“とも呼ばれますが、健康な体やお金がなければ、長く続けることはできません。
ゴルフを半年休むと、お金は減らなくても毎日が退屈
病気でラウンドを控えていたゴルフ仲間と話す機会がありました。ゴルフは“生涯スポーツ“といえど、加齢や金銭的な理由などがきっかけで、いつできなくなってしまうかわからない部分もあります。

10年以上前から、1年に3〜4回くらいのペースで一緒にラウンドするゴルフ仲間がいます。しかし2024年はまったく会えず、11月下旬にようやく一緒にラウンドする機会がありました。
ひさしぶりに会って話をすると、5月に肺を手術して10月末までゴルフをお休みしていたそうです。11月からラウンドを再開したとのことでした。
その人は60代の独身男性で、自分の車を持っていないのに、同伴者の車に乗せてもらって毎年80ラウンドくらいするほどのゴルフ好きです。普段は週1〜2回のペースでラウンドしていた人が半年間もゴルフに行かないと、どうなるのでしょうか。
「手術が終わってしばらく病院に入院していたけど、お医者様に『そろそろ退院していいよ』と言われて家に帰るじゃないですか。でも、ゴルフに行けないとやることがないんですよ」
「ゴルフをしているときは朝、早起きしてゴルフ場に行き、夕方まで過ごした後、家に着いて荷物を置いてから飲みに行くんです」
「ゴルフの予定がないと毎日昼過ぎまで寝て、起きてからも家の中でゴロゴロ過ごし、お腹が減ったらメシを食いに出かけ、酒を飲み、家に帰って寝る生活を延々と繰り返すわけです」
「そんな生活を半年間も続けていると、お金が全然減らないんですよ。普段ゴルフでどれだけお金を使っているか、よく分かりました」
「でも、お金が減らないからうれしいかというと、そんなことはない。ゴルフに行かないと誰とも話さないまま一日が終わることもあるから、ヒマでしょうがない。ようやくゴルフができる生活に戻ってホッとしました」
平日のプレー料金を平均1万円と仮定すると、年間80ラウンドしていた人が半年間ゴルフをお休みした場合、40ラウンド分で40万円の節約になります。
一方で、ラウンド当日の所要時間が往復の移動時間も含めて1日10時間だとすると、40ラウンド分で400時間になります。それだけ長い時間を楽しく過ごして40万円なら、人生に彩りを添える趣味として、ほどよい出費といえるのではないでしょうか。
ゴルフを休んでから再開できるのは当たり前のことではない
ゴルフは、本人がやりたくても休まなければならないときがあります。今回はラウンドを再開できるまで体調が回復したからよかったものの、大病を患うと一生ゴルフができなくなることもあるでしょう。
若いころは考えもしませんでしたが、人生の後半に差しかかってくると「今日が人生最後のラウンドになるかもしれない」という思いを、心のどこかに置いてプレーすることになるのだろうと感じます。
筆者はこれまで、100人以上の著名人や経営者にゴルフにまつわるエピソードを取材してきました。その中でも四十肩や五十肩でクラブを振れなくなったり、腰痛が悪化してスイングができなくなったりなど、大きな病気やケガをしたことで、ゴルフが二度とできなくなることを覚悟した人はけっこういます。
ゴルフは老若男女が楽しめますから“生涯スポーツ”といわれますが、左右非対称の動きを繰り返すので体のバランスが崩れやすく、“スポーツ障害”が起こりやすい競技でもあります。健康のためにゴルフをしている人は多いですが、ラウンド前のウオーミングアップやラウンド後のフィジカルケアを適切に行わないと、健康を害することもあります。
逆に適切なケアをしっかり行っていれば、80歳、90歳になっても元気にゴルフを楽しんでいる人はたくさんいます。
60代や70代の先輩方と話をしていると、年を取るにつれて出世欲や金銭欲、食欲や性欲はどんどんなくなっていくのに、ゴルフ欲はどんどん高まってくると口をそろえます。その時期にゴルフを休まなければならなくなるのは切ないので、ゴルフ仲間の経験を教訓にして、健康に留意しながらゴルフを楽しみたいと思います。
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