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「注目されたいだけでは?」マスターズ練習ラウンドでの“珍ファッション”… キャメロン・スミスの「スーツ姿」には一体どんな意図があったのか
ローリー・マキロイが悲願の初優勝を遂げ、グランドスラムの偉業を達成した「マスターズ」。世界最高峰の舞台で優勝争い以上に注目を集めた(?)のが、キャメロン・スミスの“スーツ姿”でした。
ジャケットスタイルは“話題性狙い”“おふざけ”との声も
キャメロン・スミスがオーガスタ・ナショナルでの練習ラウンドに登場した際のファッションは、ネイビーブルーのスーツジャケットに赤い帽子という異色の組み合わせ。まるで会議帰りのビジネスマンがそのままゴルフをしているかのような出で立ちでした。この姿に対して、SNSや観客からは予想外の反応が続出しました。

インスタグラムで公開された動画に対して、コメント欄では賛否両論が入り混じる反応が。「キャメロン・スミス、よりフォーマルなアプローチで練習中。#themasters」とユーモアを交えて評価する声もあれば、「ちょっと変かな」と首をかしげるコメントも。
中には「注目されたいだけでは?」「だからLIVの選手は注目されなくなったんだよ」「スーツでプレーするとは思わなかった」など、批判的なコメントも確認されました。自由なファッションと捉えられた一方で、“話題性狙い”“おふざけ”と受け取られたことも確かです。
今回の服装には、LIVゴルフのチーム「リッパーGC」のロゴが右胸に、契約ブランド「グレイソン」のオオカミマークが右襟に施されていました。スミスがこの練習ラウンドで“スーツ”を選んだ背景には、自らのアイデンティティと、チーム、ブランドの存在感を印象づけたい意図も透けて見えます。
2022年の全英オープン覇者であるスミスは、LIV移籍後もその高い技術で注目を集め続けてきましたが、PGAツアーとの隔たりからテレビなどでの露出機会は限定的です。その中で迎えたマスターズという世界最高峰の舞台で、服装という“非言語の表現”を通じ、自らの存在を強く印象づけようとした可能性は否定できません。
ルール違反ではないけど… “奇抜な服装”は成績にどう影響した?
「ジャケット着てプレーしていいの?」と多くのファンが感じたのも無理はありません。しかし、ゴルフ競技における服装の規定は大会ごとに異なり、基本的には「襟付きのシャツ」「長ズボン」が推奨スタイル。スーツ・ジャケットの着用は禁止されておらず、今回のように練習ラウンドで着用した場合は問題にはなりません。
さすがに本戦では着用しませんでしたが、とはいえ、スーツでスイングすることの動きづらさは否めず、調整にどこまで影響を与えたのかは気になるところ。実際、スミスは今大会を32位タイで終え、上位争いには加われませんでした。
SNSでは「集中力が削がれたのでは?」と見る声もありましたが、真相は本人のみぞ知るところです。ただ一つ確かなのは、彼が強烈な印象を残した選手だったということ。ジャケットを着て自らを強くアピールするという戦略は、単なる奇抜さではなく「自分らしさの表現」でもありました。
伝統を尊重しながらも、そこに“個”をどう持ち込むか。キャメロン・スミスのスーツ姿は、そんな時代の転換点を象徴するワンシーンだったのかもしれません。
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