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- マキロイは“慎重に対処しなければ命に関わる”心臓疾患を抱えて戦っていた!? グランドスラム達成時もしきりに水分摂取の理由
先日のマスターズで優勝し、キャリアグランドスラムを成し遂げたローリー・マキロイ。日本ではあまり知られていませんが、実は心臓に問題を抱えながら戦っているのです。
2016年に中国でウイルス性の感染症に罹患し、心臓の一部が肥大
最終盤に凄まじい白熱ぶりを見せた今年のマスターズ。テレビ中継を食い入るように見たファンの中には、優勝してキャリアグランドスラムを成し遂げたローリー・マキロイが、頻繁に黒い水筒から水分をとるシーンを目にした人も多いでしょう。

米国メディアによれば、どうやらその中身は水やエナジードリンクではなく、プロテイン(タンパク質)飲料のようです。2年前、マキロイは米ゴルフダイジェストの取材に答え、「1日180グラムのプロテイン(たんぱく質)を摂取するように努めている。できるだけ食事でとりたいが、ツアー中のトレーニングやプレーのある日は難しい」。
だから、バッグの中にプロテインシェークを入れていると明かしています。今回のマスターズの最終日には、ラウンド終盤にプロテインバーを口にする姿もテレビカメラにとらえられていました。
さらに、マキロイには十分な水分をとらなければならない事情もありました。
そのことをマスターズ制覇の直後、英大衆紙「デイリー・メール」が、「ローリー・マキロイの知られざる闘病生活」というタイトルで紹介しています。
記事には、マキロイは「高い運動能力とは裏腹に、慎重に対処しなければ命に関わるシビアな心臓病と闘っている」とあります。
その心臓病というのは――。
マキロイは、2017年は米・欧の両ツアーで1勝もできませんでした。翌18年のはじめ、復活を期すマキロイに英高級紙「テレグラフ」がインタビュー。そのなかで、彼は1年半前の16年(27歳)に中国でウイルス性の感染症にかかり、心臓の左心室が肥大したことを明かし、「そのために、6カ月ごとの心臓のエコー検査と毎年1回のMRI検査を受けなければならない」と語っています。
ただし、本人に深刻さなく、気に留めておくべき「注意点」程度ととらえていると書かれてあります。
彼の心臓についてはもう一つ、彼が常に身に着けている「WHOOP」(健康状態を測定・管理するウェアラブルデバイス)のポッドキャスト番組――マスターズの直前に配信。その後、YouTubeでも配信されている――で「僕は心筋炎に罹っています。20歳のときからです」と語り、そのうえで「心筋炎は水分やマグネシウムが不足すると軽度の不整脈を生じさせる可能性があります」と語っています。
この心筋炎が先に触れた中国で罹患したウイルス性感染症のことなのかは不明です。20歳と27歳では時間の隔たりがあるので、異なる病歴か、あるいは、もともと抱えていた心臓疾患に中国で感染したウイルスが悪さをしたのか。いずれにせよ、こうした経緯からマキロイは慎重に水分補給を行っているのでしょう。
マキロイのように心臓に問題を抱えていなくても、水分をとらずにラウンドするのは危険です。間もなくやってくる夏場のゴルフでは、彼を真似て頻繁な水分補給に努めましょう。
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