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- 80センチを外した後の「ナイスボギー」はさすがに失礼!? ツアープロが明かす“ギャラリーの声援”に対するホンネ
トーナメントでのギャラリーからの拍手や声援は選手にとって大きな励みとなります。ロープの中にいる選手はその拍手や声援に対してどのような気持ちなのでしょうか。
人気選手がすべての声援に応えるのは難しい
ギャラリーからの声援にどのように応えるかは、選手によって異なる。また、日本選手と外国人選手とでは、ギャラリーに対する考え方も少しばかり違いがあるようだ。ギャラリーに対する意識を手嶋多一プロに聞いてみた。
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ゴルフの場合、選手とギャラリーとの物理的な距離が近いので、ギャラリーからの声援はもちろん、会話などもよく聞こえてきます。
自分がツアーデビューした当時の話ですが、プロテストに同期で合格した佐藤信人選手がラウンドしていると、ロープの外から声が聞こえてきたとのこと。

「佐藤って誰だ? まあ、いいショットだけどな」
佐藤選手は苦笑いでしたが、同組の選手は大笑いだったそうです。ギャラリーからの声援で多いのは、「ナイスショット!」や「ナイスバーディー!」でしょう。選手にしてみれば非常にありがたいですし、気分も乗ってきますよね。
また、スタートホールで多いのが、ティーイングエリアからセカンド地点に向かう途中に「頑張れ!」という声援です。自分の場合、必ず「ハイ!」と答えたり、声が聞こえた方へ手を振るようにしていました。せっかく応援してくれているわけですから、黙ってフェアウェイを歩くのはどうかな、と思うからです。
あるとき、トーナメント会場でギャラリーの方から、「試合中に声を掛けたとき、手を振ってくださってありがとうございます」と言われたことがありました。数週間も前に行われた大会での出来事でしたが、喜んでいただいてよかったなと思いました。改めてギャラリーサイドの気持ちが分かっただけに、その後も声援への対応はしっかり行うべきだと感じましたね。
ただ、自分のようにたまにしか声を掛けられない選手は声援に対応できますが、ギャラリーが多く集まる人気選手は大変だと思います。ある人気選手と同組になった際に観察しましたが、最初のほうの声援には応え、その後は真っすぐ前を向いて歩いていました。やはり、声を掛けてくれた全てのギャラリーにリアクションするのは難しいのでしょう。
80センチを外したときの「ナイスボギー」にはノーリアクション
グリーン上での「ナイスバーディー!」には多くの選手が手を上げたり、キャップを触って会釈したりします。それが当たり前となっているのか、昨年のシニアツアーで初優勝を飾った山下和宏選手はレギュラーツアー時代、ギャラリーがいないにもかかわらず、バーディーを奪ったときに手を上げていました。
その姿を見た同伴プレーヤーが「だれも見ていないのに、どうして手をあげるんだ?」と突っ込んでいましたが、本人曰くクセなんだそうです。
バーディーチャンスをものにできれば問題ありませんが、パットを決め切ることができずにパーで終わると、どの選手も悔しさで一杯になります。そんなときに「ナイスパー!」と声を掛けられたり、拍手をもらうことがあります。
自分は悔しい気持ちを抑えて会釈していますが、さすがに80センチのパーパットを外してボギーとした場合は、たとえ拍手をもらってもリアクションはしません。3メートルぐらいのボギーパットを沈めた場合はまだしも、つまらないミスをしてのボギー、ダブルボギーのときはシーンとしていただいたほうがありがたいです。
ちなみに、外国人選手の場合はギャラリーに対してのリアクションはそれほど多くない気がします。せいぜいバーディーを奪ったときぐらいでしょうか。ギャラリーに打球を当ててしまったときでも、そこにいるのが悪いだろうというスタンスですからね。
日本選手の場合は申し訳ないと思い、グローブにサインをして渡したりしますが、外国人選手はそのままプレーを続ける感じです。もっとも、PGAツアーの場合はギャラリーも多いだけに、打球が大きく曲がったときにボールが当たっても仕方がないという発想なのかもしれません。
手嶋多一(てしま・たいち)
1968年10月16日生まれ、福岡県出身。15歳で日本オープンの予選を通過するなど、ジュニア時代から活躍し、“九州の怪童”と呼ばれる。米国留学を経て93年に国内男子ツアーでプロデビュー。日本オープン、日本プロなどツアー8勝を飾る。07年には欧州ツアーにフル参戦している。現在はシニアツアーを主戦場にしながら、男子ツアーにも数試合出場している。2025年は国内シニアツアー最終戦「いぶすき白露シニア」で4年ぶり3勝目を挙げる。ミズノ所属。
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