見た目パターで実はウェッジ! ザックリ激減で手っ取り早くスコアを減らせる「チッパー」の魅力

ゴルフクラブといえばドライバー、アイアン、パターなどがおなじみですが、チッパーというクラブがあるのはご存じでしょうか。決してゴルフクラブの主役ではありませんが、100年以上も前からビギナーのお助けクラブとして世界中で使われているんです。

見た目だけでなく打ち方もパターと同じでOK

 ビギナーにとって意外と難しいのがアプローチ。グリーンのすぐ近くまできているのに、普通のウェッジで打つと芝に刺さってザックリしたり、ボール手前でダフってしまうことも多いと思います。それを解消してくれるのが「チッパー」です。

マレットパターのようなソール幅の広い形状で、余計に芝の上を滑りやすいキャロウェイの「X-ACTチッパー」 写真:キャロウェイゴルフ提供

 チッパーはチップショットが名称の由来で、見た目はパターのようですが、短いアプローチ専用のクラブです。最大の特徴は、普通のウェッジに比べソール幅が2倍以上と広いことです。広いソールが滑ってくれるので、ダフリやザックリのミスが出にくいこと。

 また、普通のウェッジのロフト角(クラブフェースがどれくらい上を向いているかの角度)は50度以上が一般的なのに対して、チッパーは30〜40度台。ロフト角が少し立っていることで、軽く打ってもしっかり飛びます。さらに、チッパーは握り方も打ち方もパターと同じでOK。クラブの長さも34インチ(約86センチ)前後でパターの長さに近い。感覚としてはロングパットを打つくらいの強さで打つと自然とボールが浮いてくれます。だから、シンプルなアプローチショットが打ちやすいのです。

ウェッジよりもお手頃で大手メーカーからも発売

 ゴルフクラブ市場においても目立たない存在のチッパーですがキャロウェイ、プロギア、ミズノ、クリーブランド(ダンロップ)など大手ゴルフメーカーからも発売されています。価格は概ね1万5000~2万円程度なので、ウェッジよりも安く買えます。

 決してチッパーは邪道なクラブではなく、正式な競技やプロの試合でもアイアンカテゴリーの1本として使用を認められています。しかし、基本的にプロゴルファーは使いません。それはシンプルなアプローチは打ちやすくても、高く上げるロブショットやバックスピンをかけてピタッと止める技は使えないからです。ですが、過去に珍しい例として、2008年の日本女子ツアーで横峯さくら選手が使って話題になりました。

 そんなチッパーは100年以上も前からアマチュアにとって最高のお助けクラブといわれていて、当時の英国やヨーロッパではジガーという名称で親しまれていたそうです。アプローチが苦手な方はぜひお試しください。

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