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- 「ビギナーはショートコースに行け」はホントに正しいの?
「コースデビューする前にショートコースに一度は行った方がいいよ」。ビギナーなら一度は耳にしたことがあるフレーズ。しかし、ドライバーやウッドが使えないショートコースでゴルフが上達するのでしょうか? 今回は、ショートコースに通うメリットについて解説します。
初心者のスコアアップはショートコースが一番な理由
距離が短くドライバーが打てないことも多いショートコースは、初心者が手軽に遊ぶコースだと勘違いしている方も多いかもしれません。しかし、ショートコースでのプレーは、スコアを縮めるうえでかなり有効です。
なぜそう言えるのでしょうか。ゴルフの上達に必要なことを知り、何をショートコースで学べるのか見ていきましょう。
まず、大前提としてコースデビュー前の初心者であれば、ある程度ボールを前に飛ばせるレベルまで練習する必要があります。ただし、練習場の人工芝マットからのショットと、ゴルフ場での芝生からのショットは大きく異なります。
ゴルフ場では天然芝の上から打つことになりますが、同じコース内であっても芝生の状態はまちまちです。さらに、ティーショット以外では、大なり小なり傾斜があることがほとんどで、練習場のように完全にフラットな場所から打てることは少ないです。
このような要因に加えて、本番での緊張感も重なり「練習場では上手く打てたのに本コースでは全然ダメだった」という方は、初心者に限らず多いのではないでしょうか。
ショートコースをビギナーが利用すべき理由について、三浦辰施プロは以下のよう話します。
「初心者ゴルファーの場合は、コースに出ることにまず慣れていません。通常のラウンドでは、18ホールでだいたい6時間くらいかかりますが、ショートコースの場合は小1時間程度で回ることができます。体力的に問題なく、ゴルフというものに慣れることができることがショートコースの良いところです」
このように、気軽にプレーできるショートコースは、本コース気分を味わいつつ芝生から打つ経験を気軽に積むことができるコースであるといえます。
次に、ショートゲームの重要性を知っておきましょう。スコアを縮めるうえで重要なことは、120ヤード以内の短い距離のショットを上達させることです。練習場ではドライバーばかり打つ人も多くみられますが、本コースでドライバーを打つのは、OBの場合を除けば基本的に14回となります。仮にスコアが110と考えると、全体のショットに占める割合は約13%しかありません。
多くのアマチュアゴルファーの場合、グリーン周りのミスがスコアを落とす最大の要因になっているのです。
多くのショートコースでは、ドライバーやウッドを打てませんが、短い距離のアイアンショットを打つ機会は多くなります。
そのため、グリーンまでの距離を考えて芝生の状態や傾斜に合わせたショットを練習できるのもメリットと言えるでしょう。
「ゴルフに慣れる」、「スコアを左右するショートゲームの練習ができる」というショートコースは、基本を身に付け上達する近道であると言えるかもしれません。
手軽で通いやすい点もショートコースの魅力
ショートコースは気軽にプレーできることも大きな魅力の一つですが、必要なクラブや服装に制限はあるのでしょうか?
まず、クラブについてはプレーするコースの距離に応じて最小限の本数を用意すれば問題ありません。長くて150ヤード程度というコースが多いので、一般的にミドルアイアン以下で対応できることが多いでしょう。
服装については、カジュアルな格好でもプレー可というショーコースが多いです。ただし、ジーパンやタンクトップ等、あまりにラフな服装はNGとなる可能性もあるので、事前に服装ルールは確認しておきましょう。基本的には、動きやすくスイングに支障のない服装であれば問題ないでしょう。
練習場に行くときの服装でプレーする人が比較的多いですが、本コースに備えた練習と考えるならば、ゴルフウエアを着用するのが一番良いかもしれません。
※ ※ ※
ショートコースは、上達に必要なことが多く学べる貴重な場であるといえます。初心者ゴルファーが本コースデビュー前にプレーするだけのコース、と勘違いされがちですが、経験者が実戦的な練習をする場所としても活用されています。本コースに比べ、プレー料金もお手頃なので、一度近くにあるショートコースを調べてみてはいかがでしょうか。
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