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- 過去10年で最も難しいパー4が待ち構える! 烏山城を知れば日本女子OPが10倍楽しめる
今週は女子ツアー公式競技(メジャー)の日本女子オープンが開催される。日本女子プロが「女子プロ№1決定戦」ならば、アマチュアも参加できる日本女子オープンはいわば「女子ゴルファー日本一決定戦」である。
井上誠一氏設計の難コース・烏山城CCで5年ぶりの日本女子オープンが開催
会場は栃木県の烏山城カントリークラブ。同所では5年ぶり3度目の開催だ。
烏山城カントリークラブは日本を代表するコース設計家・井上誠一が手掛け、1974年に開場した。各9ホールの本丸、二の丸、三の丸の計27ホールから成り、日本女子オープンでは二の丸をアウト、三の丸をインとして使用する。

前回、烏山城カントリークラブで日本女子オープンが行われた2016年に「女子ツアー史上最長のパー4」として話題になったホールがある。17番だ。
このホール、通常営業時は三の丸コースの8番でパー5として使われているが、日本女子オープンのために新たにティーイングエリアをつくって490ヤードのパー4という設定にした。ティーイングエリアから大きく打ち下ろしていくレイアウトであるから、490ヤードといっても2オンは狙っていける。
ティーショットは右手前から左奥へとやや斜めに配置されたフェアウェイへ打っていく形だ。ただし、フェアウェイの右サイドには小川が流れ、選手にプレッシャーを与えている。小川を嫌がって左に逃げすぎれば急斜面が待ち受ける。運が良ければフェアウェイまで転がり出ることもあるが、ほとんどの場合は斜面のラフにつかまってしまう。
右サイドの小川はグリーン手前で池へと姿を変える。フェアウェイを捕えても、次は長い距離で池越えというこれまたシビアなショットが待ち構えているわけだ。まさに持てる力が試される難関ホールなのである。
前回、17番の平均ストロークは4.7833だった。4日間でのべ360人がプレーしてボギーかそれより悪いスコアだった選手が219人。何と6割以上がパーセーブできなかったのである。4日間でバーディーが10個でトリプルボギーかそれより悪いスコアは17個。バーディーを取るよりもトリプルボギーを叩くほうが多かったわけだ。ワーストスコアは、いわゆるダブルパーの「8」で4人が記録している。
「平均4.7833」烏山城CCの17番は過去10年間で最も難しいパー4
このデータだけでも難しいホールなのだということが伝わると思うが、4.7833がどれだけすごい数字なのか、別の視点から示してみよう。実は、今年も含めた過去10年間の女子ツアーすべてのホールの中で、最も難易度が高かったのがこの17番なのである。ちなみに2番目は2018年Tポイントレディスの1番パー4で4.7135だった。

2016年日本女子オープンの最終日、優勝争いを演じていた選手たちもこの17番で苦戦を強いられた。1打差の単独首位で17番ティーに立った堀琴音は1打目でフェアウェイは捕えたが距離を残して2打目を池の手前にレイアップ。3打目を寄せ切れずにボギーとした。
ディフェンディングチャンピオンで前年の全米女子オープン覇者でもあったチョン・インジは1打目を左のラフに打ち込んでボギー。8年ぶりの大会2勝目のチャンスを迎えていた李知姫は左の斜面奥深くまで曲げてダブルボギーと崩れてしまった。
そんな中、きっちりと2オンさせてパーセーブしたのが当時17歳の高校3年生だった畑岡奈紗だ。最終日に17番で2オンに成功したのは64人中、たったの10人。パーオン率は15.625%にすぎなかった。
その中の1人が畑岡だったのだ。2打目は残り210ヤード、向い風の中、4番ウッドで見事にグリーンを捕えた。最難関ホールで素晴らしいショットをつないでパーセーブした畑岡は最終18番パー4でバーディーを奪い、大会史上最年少優勝そして大会史上初のアマチュア優勝という偉業を成し遂げた。
本来パー5のホールを長いパー4とした背景には「世界で通用する選手を育てるためにも難易度の高いコースづくりを」というクラブ側の考えもある。畑岡はそのコンセプト通り、世界へ羽ばたいた。
今回も17番は同様の設定になる。ここがどれほどの平均ストロークになるかは5年の時を経て選手のレベルがどれだけ上がったのかを測る指針になるはず。現在の女子ツアーを席巻している勢いのある若手たちは、どう攻略するのだろうか。
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