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- 雨の日ゴルフ 最近はキャンセルしやすくなっているって本当!?
ゴルフは雨でもやると聞いていたけど、朝起きたら本降り。ゴルフ場の天気をスマートフォンで確認すると、今日は一日中、雨がやみそうもない。こんな雨の中でも本当にゴルフはやらなきゃいけないのだろうか?
「雨でも決行」は基本だが、近年は敬遠する人が増加傾向
結論から言えば、ゴルフは多少の雨でもプレーするスポーツである。傘を差したりレインウエアを着用したりすれば雨はしのげる。ただし、グリーン上に水たまりができるほど雨が強まった場合はパッティングに支障が出るのでプレーを中断するケースもある。また、雷をともなう雨の場合はプレーを即座に中断し、避雷小屋に避難しなければならない。
しかしながら、これはあくまでも原則論であり、近年は雨の日のゴルフを敬遠する人が増えている。
それにはいくつかの理由があるが、アマチュアにとってゴルフはスポーツというよりもレジャーであり、雨の日のゴルフよりも晴れの日のゴルフのほうが楽しいと感じる人が圧倒的多数なのだろう。また、事前にキャンセルすればキャンセル料が発生しないゴルフ場が多くなったのも要因の一つかもしれない。
雨の日のゴルフに関する意識は、以前と比べてだいぶ変わってきた。かつてはゴルフ場がクローズしない限りキャンセル料が発生するのが一般的だったので、ほとんどのゴルファーは雨でも黙々とプレーしていた。
しかもキャディつきプレーが主流だった時代は、プレー代に荒天手当というものが加算されていた。キャディが雨の中で業務を行うことに対する特別手当をゴルファーが支払っていたのだ。
だが、セルフプレーが主流になると荒天手当は廃止になり、どの程度の雨だったらプレーするかどうかを決めるのもゴルファー側が判断する風潮になってきた。キャンセル料に関しても、ゴルファーがプレーできないと判断しているのに、ゴルフ場が「営業しているのだからキャンセル料をよこせ」というのは理不尽だという見方が強くなってきた。
ただ、当時は天気予報が今ほど正確ではなかったので、雨予報でも晴れたりすることが頻繁にあった。だからゴルファーはとりあえずゴルフ場に向かい、現地の天候状況を見ながら予定どおりにスタートするか、スタート時間を遅らせるか、プレーしないまま帰るかを決めていた。
“ゲリラ豪雨”や“コロナ”などで雨ゴルフに対する意識にも変化が起きている
ところが最近は天気予報の的中率が高くなっているので、週間天気予報を見ながら予定どおりにプレーできるかどうかを事前に判断するゴルファーが増えてきた。
個人的な意見としては、大人になってから雨の中で遊ぶことなんてゴルフくらいしかないので、雨でキャンセルするのはもったいないと思う。しかし、同伴メンバーが年配者であったりする場合、安全面や健康面を考慮するとキャンセルせざるを得なかったりもする。
安全面に関しては、近年は雨の降り方が急に激しくなることが多く、コースが一瞬にして水びたしになったり、帰り道が冠水したりするようなケースも増えている。
体調面に関しては、新型コロナウイルスの流行により、万が一発熱した場合は翌日以降のスケジュールに大きな影響を及ぼす可能性がある。
最近はプロの試合でも雨天中止を早めに判断している。雨でプレーが中断になった場合、選手とキャディが一斉にクラブハウスに戻ってくることになる。
そうするとクラブハウス内が密集状態になってしまうので、中断になる可能性が高いのであれば中止にするという決断を下している。これは一般営業のゴルフ場でも同じことが起こりうる。
そういった事情を鑑みると、雨の日にプレーする人は今後ますます減っていくかもしれない。ゴルファーは週間天気予報とにらめっこしながら来場するかどうかを判断し、ゴルフ場も豪雨予報の際はクローズを決断するなど、双方の合意の元にプレーの可否を早めに判断する時代になっていくのだろう。
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