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- 石川遼が選手会副会長を辞任したJGTOって?色々あるゴルフ関連団体の歴史と役割を整理してみた
ゴルフ中継や記事を見ていると、頻繁に出てくるアルファベット3~4文字のゴルフ関連団体。それぞれの団体がどういった役割なのか、なんとなく分かるが詳しく聞かれるとちょっと……という人は多い。そこで、それぞれについて整理してみました。
男子ツアーはJGTO、女子ツアーはJLPGA、シニアツアーはPGAが管轄
ゴルフを始めると、様々な試合の記事が自然と目に飛び込んでくるようになります。すると、頻繁にゴルフ関連団体の名前を見かけます。男子ツアーの記事にはJGTO、女子ツアーの記事にはJLPGAといった具合です。

ただ今年、勝みなみ選手が優勝した日本女子オープンとショーン・ノリス選手が優勝した日本オープンはJGA主催競技と表記されています。また、PGA主催競技という表記も見たことがあります。
なぜ、こんなにいろんな団体が存在していて、それぞれ何をしているのでしょうか。
まず、ここまでの文章に出てきた団体の正式名称をひととおり列記してみましょう。
JGTO(日本ゴルフツアー機構=Japan Golf Tour Organizationの略称)
JLPGA(日本女子プロゴルフ協会=Japan Ladies Professional Golf Associationの略称)
JGA(日本ゴルフ協会=Japan Golf Associationの略称)
PGA(日本プロゴルフ協会=Japan Professional Golf Associationの略称)
JGTOは男子ツアーを管轄する団体、JLPGAは女子ツアーを管轄する団体です。この2つの団体はどちらもPGAから独立する形で設立されています。
JGTOの設立は1999年。PGAのトーナメント部門が分離独立して発足しました。米国男子ツアーは1968年にツアー運営のため全米プロゴルフ協会から独立し、1975年以降はPGAツアーの団体名称で独立採算運営を行い、成功を収めていました。
日本の男子ツアーもこれを見習うべきである、という意見が1990年代後半に大きくなり、改革派と守旧派に分かれて激しく対立した後、組織が分裂してJGTOが設立されました。
それ以来、JGTOは独立採算でツアー運営を行っています。
JLPGAの設立は1967年。日本プロゴルフ協会の女子部という内部組織としてスタートしました。
翌年の1968年から第1回日本女子プロゴルフ選手権大会と日本女子オープンゴルフ選手権の前身であるTBS女子オープンの2試合を開催。1974年にPGAから独立してJLPGAが発足しました。
独立当時の女子ツアーは年間20試合弱で、1988年にツアー制度が導入されてからも人気面では男子ツアーの後塵を拝していました。
風向きが変わったのは2003年9月に当時高校3年生だった宮里藍選手がミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンでアマチュア優勝を達成したことです。この快挙によって女子ツアーに一気に注目が集まり、今では男子ツアーをはるかに上回る人気を誇っています。
PGAの設立は1957年。当時は東日本と西日本に分かれていたプロゴルフ協会を統合して設立されました。
プロゴルファーと聞くとトーナメントの賞金で生計を立てている選手を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実はトーナメントプロの数は少なく、プロゴルファーの大半はアマチュアの指導やゴルフの普及・発展活動で生計を立てています。5000名を超えるプロゴルファーが会員として登録されています。
PGAは50歳以上の男子プロゴルファーを対象にしたシニアツアーを管轄しており、毎年7月に開催される国内メジャートーナメントの日本プロゴルフ選手権も主催しています。
アマチュアを含むすべてのゴルファーを統轄しているのがJGA
一方、JGAはプロゴルフの団体とは一線を画しており、アマチュアゴルファーを含むすべてのゴルファーを対象にした統轄団体です。

JGAの設立は1924年。プロゴルファーがほとんどいなかった時代からゴルフ規則やエチケットマナーの普及に努め、さまざまな競技を開催してきました。
日本で最も歴史の古い競技は日本アマチュアゴルフ選手権で、JGA設立前の1907年に第1回大会が開催され、2021年が第105回大会でした。日本女子アマチュアゴルフ選手権も1959年からJGAが主催し、第62回大会を迎えました。
前述した日本オープンゴルフ選手権は第86回大会、日本女子オープンゴルフ選手権は第54回大会で、アマチュアゴルファーだけでなくプロゴルファーも出場できる日本一決定戦です。
日本人しか出場できないわけではなく、参加資格を取得すれば国籍を問わず出場できます。それは全米オープンゴルフ選手権や全英オープンゴルフ選手権に日本人選手が出場できるのと同じです。
各国のゴルフ統轄団体が主催するオープン競技(誰でも参加できる競技大会)はナショナルオープンと呼ばれます。
東京オリンピックのゴルフ競技に選手を派遣するのもJGAです。したがって、JGAはアマチュアゴルファーとプロゴルファーの橋渡しを行いながら、日本のゴルフ界全体の発展に務める役割を担っているのです。
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