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「プロゴルファーはB型が向いている」は本当!? 過去の賞金王&女王を全調査してみた
ゴルフ日本シリーズJTカップが終了して、国内男女ツアーの賞金王と賞金女王が確定した。そこで、これまでの賞金王&女王の血液型を調査。すると、意外な事実が浮かび上がった。
B型男子プロは8人で合計29シーズンの賞金王を獲得
最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップを迎えてなお、5人にチャンスがあった賞金王の座を射止めたのは、賞金ランキング1位に立っていた米国のチャン・キムだった。前週のコラムで紹介した逃げる選手が圧倒的有利というデータ通りの結果となった。

日本ゴルフツアー機構(JGTO)の資料で新賞金王のプロフィールを検索すると身長188センチとある。これは、歴代賞金王では最長身。これまでの最長身は尾崎将司と松山英樹の181センチだったから大幅更新だ。
プロフィールには血液型の欄もある。キムはB型。これが今回のテーマだ。
男子ツアーで賞金ランキングが採用された1973年以降、賞金王経験者はキムで21人目となる。JGTOのプロフィールで血液型が記載されていない前田新作を除く20人を血液型別に分けると以下の通りになった。
A型 村上隆(1回)、ベ・サンムン(1回)、藤田寛之(1回)、小田孔明(1回)、宮里優作(1回)
B型 尾崎将司(12回)、青木功(5回)、片山晋呉(5回)、尾崎直道(2回)、金庚泰(2回)、D・イシイ(1回)、松山英樹(1回)、C・キム(1回)
O型 中嶋常幸(4回)、伊澤利光(2回)、谷口徹(2回)、飯合肇(1回)、石川遼(1回)、池田勇太(1回)
AB型 今平周吾(2回)
※カッコ内は賞金王回数
最多人数はB型で新賞金王のキムを含む8人だ。以下、O型6人、A型5人と続き、AB型は今平周吾の1人である。
B型は人数が多いだけでなく、顔ぶれがすごい。賞金王に歴代最多の12回も輝いている尾崎将司と、歴代2位の5回を記録している青木功、片山晋呉が集結しているのだ。
回数は8人合わせて29回。実に全体の6割以上をB型が占めているのである。
マスターズチャンピオンの松山英樹もB型。日本を主戦場としたのは1シーズンだけだから賞金王は1回だが、ずっと日本でやっていたらB型賞金王の回数はもっと増えていたのではないだろうか。
米ツアーで活躍する選手も圧倒的にB型が多い
賞金王には今シーズンのキムのように海外出身の選手もいるが、それは目をつぶっていただくとして、日本人の血液型の割合からB型賞金王の多さをもう少し踏み込んで考察してみたい。

日本人の血液型割合は、おおざっぱに言えばA型が4割、O型が3割、B型が2割、AB型が1割という具合である。全体の2割しかいないB型が賞金王経験者人数でも賞金王回数でも1位なのだ。明らかに特異な分布である。
かつて「プロゴルファーはB型が向いている」という都市伝説的な話があったが、根拠がないわけではないのだ。B型はよく「マイペース」とか「クヨクヨしない」などといわれるが、そういう性格がゴルフ向きなのかもしれない。
では、女子はどうだろうか。賞金女王経験者22人の血液型分布は1位がA型の9人、2位がB型の8人、3位がO型の3人、4位がAB型の2人となっている。B型は最多ではなかったものの、僅差の2位。男子ほどではないにしろ、日本人全体の割合から考えるとかなり多い。
B型賞金女王は岡本綾子、平瀬真由美、服部道子、村口史子、大山志保、古閑美保、アン・ソンジュ、鈴木愛という面々。岡本は日本のみならず米女子ツアーでも賞金女王を獲得している。
岡本のように「海外での活躍」に視線を移すとB型の強さがより引き立つ。男子で米ツアーに優勝したことがある選手は青木功、丸山茂樹、今田竜二、松山英樹、小平智の5人だが、O型の小平以外の4人がB型なのだ。
割合で表すと8割がB型となる。優勝回数では計13勝中12勝がB型。圧倒的な占有率である。
次に女子。米女子ツアー優勝経験(日本開催の米女子ツアーに日本ツアーの資格で出場したケースは除く)がある選手は12人おり、うちB型は岡本綾子、平瀬真由美、宮里藍、宮里美香、笹生優花と5人いる。4人のA型を抑えて1位だ。
優勝回数では歴代1位で17勝の岡本、同2位で9勝の宮里藍がおり、計29勝。全体(47勝)の6割強を占めて他を圧倒している。
これだけデータがそろうと、もはや偶然のレベルとはいえない。賞金王の行方や選手の将来性を予想する上で血液型は無視できない要素なのかもしれない。
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