シバターなんか目じゃない!過去にプロゴルファーを目指したアスリートには、あの神様も、あのレジェンドも

格闘家で人気YouTuberのシバターが総合格闘技からの引退を表明して「プロゴルファーを目指します」と発言し、世間を騒がせていますが、実はこれまでも多くのトップアスリートがプロゴルファーへの転向を試みています。

シバターがテーラーメイドやキャロウェイとの契約狙う!?

 大晦日の格闘技イベント「RIZIN」のリングに立った格闘家で人気YouTuberのシバター(36歳)が、“八百長”と思われる画策を図っていたことを暴露され、大炎上。そのことを本人も認め、責任をとって総合格闘技からの引退を表明したのですが、そこで飛び出したのが「これからプロゴルファーを目指します」というビックリ発言。これまでも多くのトップアスリートがプロゴルファーへの転向を試みていますが、彼の挑戦は果たして?

現役時代からゴルフ好きで知られ、現在では自身のゴルフ場まで持っている“バスケの神様”マイケル・ジョーダンのスイング 写真:Getty Images

 格闘家として活動するシバターは、人気のYouTuberで、そのチャンネル「プロレスリングシバターZZ」は約124万人の登録者数を誇っています。

 彼は「RIZIN.33」で、元K-1ウエルター級王者の久保優太との対戦が組まれていました。しかし、ガチンコ勝負では“分が悪い”と判断。事前に久保と連絡を取り、言葉巧みに真剣勝負は2回(第2ラウンド)にすることを持ちかけ、序盤の久保を懐柔。結果、久保の不意を突く展開で勝利を収めました。

 ところが、その直後に両者の間で打ち合わせがあったことを暴露され、「八百長マッチ」として大炎上。数日後、シバターは自身の動画チャンネルで謝罪のうえ、総合格闘技からの引退を宣言することになりました。

 と、ここまでは然るべき対応。当たり前の展開でした。

 ところが、その謝罪動画の最後に、シバターは「私事なんですけど、これからプロMMA(総合格闘技)ファイターではなく、プロゴルファーを目指したいと思います」と驚きの発言。

 さらに、こんなことまで言い始めました。

「今日はこの場を借りて、私のゴルフのスポンサーになってくださる企業を募集したいと思います。僕もいろいろ調べたんですけど、テーラーメイドさん? あとキャロウェイゴルフさん? この辺が大きくて有名らしいですね。どちらでもいいので、早い者勝ちなので、ぜひシバターのメインスポンサーになっていただければ。これから僕は、ゴルフ1回もやったことないので、本当にこれからゼロからなんですけど、ゴルフ頑張って、炎上系ゴルフYouTuberになっていきたいと思うので、どちらかでも、また、それ以外でも、ぜひうちが、というところがあればお声掛けいただければ幸いでございます」と、深々と頭を下げたのでした。

 テーラーメイド? キャロウェイ? ゴルフ1回もしたことない? どうやら彼が目指すのは、ゴルフを武器(ネタ?)に、YouTubeで再生回数を稼ぐことのようです。

 格闘技界では、かつて日米の女子プロレスでトップになったブル中野が引退後、プロゴルファーを目指して渡米しましたが、夢かなわず断念した例があります。果たしてシバターの今後の展開はどうなっていくのでしょうか。

ジャンボ尾崎以外にも野球から転向して成功した選手が

他競技でプロまで行った選手としては世界最高のゴルフ転向例とも言えるジャンボ尾崎 写真:Getty Images

 ところで、プロゴルフ界では、これまでも多くトップアスリートが転向を試み、そして一部は成功を収めています。

 その代表は、なんといっても「ジャンボ」こと尾崎将司。春の選抜甲子園大会の優勝投手で、ドラフト制度前の65年に西鉄ライオンズ(現・西武)に入団。3シーズンで野球を諦め退団しましたが、ゴルフに転向後、わずか2年でプロテストに合格。すぐにスタープレーヤーになっています。

 弟の「ジェット」こと尾崎健夫も高校野球で全国に名を馳せ、ヤクルトにドラフト3位で指名された有望選手でした。

 プロ野球からは他に、日本プロゴルフシニア優勝の藤池昇龍(のぼる、故人)がいます。彼も、大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)にドラフトで入団した有力プレーヤーでした。

 日本ハムなどで通算53勝をマークした津野浩は、引退後、ツアープロを目指しています。現在は日本プロゴルフ協会のティーチングプロの資格を取得し、レッスンプロとして活動しています。

 サッカー界では元・日本代表の礒貝洋光が引退後、マジでプロゴルファーを目指しました。実際、プロとしてツアー競技に出場(主催者推薦)しましたが、期待した結果は得られず、間もなく断念しました。

 珍しい競技出身では、ホッケーの日本代表(ゴールキーパー)の松本紀彦がいます。東京・メキシコの五輪2大会に出場し、メキシコでは日本選手として初のベストイレブンに選ばれるほどの名プレーヤーでした。ゴルフは競技引退後の28歳から始めてツアープレーヤーに。シニアツアーで1勝(他3勝)を挙げています。

 タレントとして活躍する武井壮は、陸上十種競技の日本チャンピオンですが、引退後にプロゴルファーを目指してアメリカに留学した経験があります。日本ダンロップの公募に応じての挑戦でした。

海外では各競技のスーパースターがプロゴルファーを目指してきた

 海外では、全米オープンチャンピオンのゲイリー・ウッドランドがバスケットボールで大学にスカウト(奨学生)されたアスリートです。

 競技引退後、マジでプロゴルファーを目指して奮戦したのが、アメリカンフットボールNFLのスター・クオーターバックのトニー・ロモ(41歳)。スポンサー推薦でこれまで何度かツアー競技でプレーしています。

 現役のアスリートでは、バスケットボールのNBAのスーパースター、ステフィン・カリーは、まさにプロ級の腕前です。米ツアー2部のコーンフェリーツアー競技に、スポンサー推薦で2度出場(ともに予選落ち)しています。

 同じくNBAで、チャンピオンチームのスタメンを務めたJ・R・スミス(36歳)もマジ。彼は、米ツアーの会場で選手たちと仲良く交流する姿がよく見られますが、現在は大学に入り直してゴルフ部に所属。昨年(2021年)10月には、部の代表として学生の競技会に出場しています。

 引退後、半分マジでゴルフに取り組んだトップアスリートには、NBAのマイケル・ジョーダンやテニスのイワン・レンドル、マッツ・ビランデルなどがいます。

 さらに、サッカーのアンドリー・シェフチェンコなどは、プロトーナメントに出場したことがあります。

 しかし、ゴルフ転向のトップアスリートといえば、アメリカでは「史上最も偉大な女性アスリート」と言われるベーブ・ザハリアスにとどめを差すでしょう。

 彼女は1932年のロサンゼルスオリンピックで80mハードル、やり投げ、走高跳の3種目に出場。それぞれ金・金・銀のメダルを獲得したスーパーアスリートです。

 ゴルフでは、女性で初めてロサンゼルスオープンに出るなど、目覚ましい活躍を重ねるとともに、女子ツアー発足にも貢献。いまも女子ゴルフ発展の恩人として尊敬を集めています。

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