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- 初のフランス人優勝者はラコステ創業者の娘! 米女子ツアー優勝者の国別ランキング
第3戦でアイルランド出身プレーヤーとして初めて米女子ツアーで勝利したレオナ・マグワイア。海外勢として27カ国目の優勝者となった。そこで、米女子ツアーでの海外勢の活躍について調査してみた。
初の海外勢制覇は1955年でウルグアイの選手だった
米女子ツアー今季第3戦のLPGAドライブオン選手権でアイルランド出身のレオナ・マグワイアが初優勝を飾った。
米女子ツアーでアイルランド出身選手が勝つのは初めてのことだ。世界各地から選手が集まってくる米女子ツアーだが、これまでいったいどれくらいの国の選手が優勝しているのだろうか。そのデータを調べてみた。

米女子プロゴルフ協会が設立されて米女子ツアーが始まったのは1950年のことである。初めてアメリカ人以外の選手が優勝したのは6年目の1955年。意外かもしれないが、ウルグアイの選手だった。
名前はフェイ・クロッカー。南米ウルグアイの首都・モンテビデオで生れたクロッカーは両親ともにウルグアイのゴルフチャンピオンという家庭で育ち、全米女子アマに出場するなど若いころから高いレベルの競技ゴルファーだった。
プロに転向して米女子ツアーに参戦したのは1954年。すでに39歳だった。翌1955年2月のサービンオープンで初優勝。これが米女子ツアー初の外国選手の優勝である。クロッカーはその後も活躍し、通算11勝、メジャーでも2勝を挙げている。
2カ国目はフランス。1967年7月の全米女子オープンに勝った当時22歳のアマチュア選手、カトリーヌ・ラコステである。
ラコステの父親はルネ・ラコステ。4大大会のシングルスで7勝している有名なプロテニスプレーヤーであり、ワニのマークのラコステブランドの創設者でもある人物だ。同年11月にはオーストラリアの選手も初優勝を飾っている。
1968年の全米女子プロでサンドラ・ポストがカナダ選手として初優勝。ただ、このころはまだアメリカ選手以外の優勝は極めて稀で、1960年代の10年間では全体の2%に満たなかった。
日本人の初優勝はもちろん樋口久子。6カ国目の海外勢Vだった
外国選手の優勝が増えてくるのは1970年代後半から。中でも1976年がターニングポイントとなっている。

この年はシーズン序盤にオーストラリアのジャン・スティーブンソンが2勝を挙げ、5月には南アフリカ出身のサリー・リトルが同国選手として初優勝。そして8月のコルゲート欧州オープンで樋口久子が日本選手初の米女子ツアー優勝を成し遂げている。
日本はウルグアイ、フランス、オーストラリア、カナダ、南アフリカに次ぐ6カ国目の外国勢Vだったわけだ。3つの異なる国の選手が同一シーズンに勝利を収めたのは、初めてのことだった。
1977年にはアルゼンチン選手が初優勝。この年は樋口が全米女子プロで日本選手初のメジャー制覇を果たしている。
次は台湾。1986年に日本開催のマツダジャパンクラシクでト阿玉が優勝した。
ゴルフの母国といわれるイギリスの選手が初めて勝ったのは意外と遅く1987年のこと。全米女子オープンで岡本綾子らとのプレーオフを制したローラ・デービースだ。
今や世界を席巻している韓国勢の初優勝は1988年。日本でも活躍した具玉姫が第1号である。この年の全米女子オープンではリサロッテ・ノイマンがスウェーデン勢初優勝を記録した。
1990年代にはベルギー、スペイン、ペルーが勝ち名乗りを挙げた。1990年代の10年間で外国勢は計116勝。全体の34%を占めるまでになった。
2000年代に入ると外国勢が急速に勢力を広げていく。ドイツ、メキシコ、フィリピン、チリ、コロンビア、パラグアイ、ノルウェー、イタリアとさまざまな地域の選手が次々に初優勝。国際色豊かなツアーとなった。2000年代の10年間はアメリカ選手88勝で外国選手が234勝。立場は完全に逆転した。
その後も中国、ニュージーランド、タイ、フィンランドがウィナーズサークルに加わった。そして先日、アイルランドが外国勢では27カ国目の米女子ツアー優勝国となったのだ。
国別勝利数では202勝の韓国が2位。日本は53勝で5位
同じ米ツアーでも男子は地元アメリカ勢が層の厚さを見せつけているが、女子は見事なまでに多様化している。
優勝がない国でもインド、マレーシア、デンマーク、スイスなどの選手が米女子ツアーでプレー中。まだまだ増えることが予想される。
国籍は変更されることがあり、昨年までの笹生優花(フィリピンと日本)のように複数の国籍を有している選手もいるから、このデータは流動的であることはお断りしておく。基本的には優勝した時点で記されている国籍でカウントした。
最後に、通算の国別優勝数上位を記しておこう。このところ外国勢に押されているアメリカだが通算では1485勝で断然の1位である。2位は202勝の韓国。日本は笹生の昨年の1勝を加えさせてもらって53勝、5位につけている。
◆米女子ツアー国別優勝数
1位 アメリカ 1485勝
2位 韓国 202勝
3位 スウェーデン 118勝
4位 オーストラリア 84勝
5位 日本 53勝
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