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- ホールインワン寸前ショットも! “波乱万丈”の26歳・平塚新夢が2位タイ浮上 「今回は良いくじが2回続けて当たった」
国内女子ツアー「NTTドコモビジネスレディス」第2ラウンドが終了。平塚新夢(ひらつか・あむ)が通算10アンダーの2位タイに浮上した。
2度も国の指定難病を患った経験を持つ
◆国内女子プロゴルフ
NTTドコモビジネスレディス 4月30日~5月3日 浜野ゴルフクラブ(千葉県) 6704ヤード・パー72
インスタートのため前半の最終ホールとなった18番パー3、平塚新夢は5番アイアンを手にする。しっかりと振り切ったショットは緩やかに左へ曲がりながら、ピンに向かって飛んでいく。ピン手前約3メートルに着弾した後、カップへのラインに乗ったかと思いきや、惜しくもカップの右をすり抜けていった。
「イメージどおりの球筋でしたし、カップに入りそうなのは見えました。入ればよかったですよね」。ホールインワンこそ逃したものの、約50センチのバーディーパットをしっかりと沈めた平塚。前半を6バーディー、1ボギーの「31」で終えると、後半もパープレーにまとめて通算10アンダーでホールアウト。首位と2打差の2位タイで最終日を迎える。
自身初の最終日最終組でのプレーになるが、気負いはない。「緊張するとは思いますが、楽しそうにプレーしているところをギャラリーの皆さんにお見せできればなと思います」と、マイペースのゴルフをするつもりだ。そのために心がけているのがプレーのリズムだという。

「ボールを焦って打ったり、ルーティンを雑にしたりするときがあるので、どんなときでも一連のルーティンとかリズムを意識したいですね」。プレッシャーがかかるとリズムが速くなりがちだが、逆に自分のリズムでプレーできれば自然と落ち着いてプレーすることも可能になる。どこまでリズムをコントロールできるかが、平塚にとっての課題といえる。
現在26歳の平塚だが、ここまでの人生は波乱万丈だ。幼少の頃に国の指定難病である血小板減少性紫斑病と診断され、激しい運動が禁止に。11歳のときには東日本大震災に襲われ、自宅の1階が浸水。中3時に「IMG世界ジュニアゴルフマッチプレー選手権」を制すると、高3ではステップ・アップ・ツアーの「静ヒルズレディース森ビルカップ」で優勝する。
ところが、翌18年のプロテストでは、第1次予選を突破した後に群発頭痛を発症して欠場することに。その約2カ月後のファーストQTでは1位通過しながら、今度はまた指定難病である成人スチル病を発症。高熱、発疹、関節の節々が痛くなり、すぐに入院したため、セカンドQTを受けることすらできなかった。
その後、7回目の挑戦でようやくプロテストに合格。昨年はレギュラーツアー4試合に出場して2試合に予選通過したものの、今季はレギュラーツアーに1試合しか出場しておらず、予選通過はまだない。それがいきなり優勝争いに絡んだわけだが、意外にも戸惑いはない。
「父からも『お前のゴルフはくじ引きみたいだな』とか、『日替わりランチだな』と言われるぐらい、その日になってみなければ分からないゴルフなんです。今回は良いくじが2回続けて当たったんじゃないでしょうか」。最終日は3アンダーが目標という平塚。3回続けて当たりくじを引きたいところだ。(千葉県市原市/山西英希)
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