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- 女子シード選手で一番多いのは「父親」 ゴルフというスポーツ特有の「師弟関係」とは?
女子プロゴルフ協会のホームページをチェックすると、各選手のプロフィールに「師弟関係」という項目があります。ジャンボ尾崎などの有名選手やツアープロコーチのほかにも、「父親」という選手も数多く存在。そこで、ゴルフにおける「師弟関係」について考察してみました。
選手年鑑のプロフィールに毎年必ず「師弟関係」欄がある
ゴルフに関する面白そうな書籍があると、すぐに購入してしまいます。最近ですと「誰も書けなかったジャンボ尾崎」(金子柱憲著、主婦の友社刊)と「JLPGA公式女子プロゴルフ選手名鑑2022」(ぴあ株式会社刊)を購入して読みました。
「JLPGA公式女子プロゴルフ選手名鑑」は、以前は一般販売されておらず、日本女子プロゴルフ協会が新聞社、テレビ局、雑誌社などのメディアに資料として配っていました。

今は日本女子プロゴルフ協会オリジナルグッズショップで一般販売されるようになり、アマゾンなどでも購入できますから、毎年入手しています。
前者はプロゴルファーの金子柱憲氏が師匠の尾崎将司氏について語った書籍です。後者は各選手のプロフィールに「師弟関係」という項目があり、そこにも尾崎氏の名前が登場しています。
2020-21シーズン賞金ランキング4位の西郷真央選手、8位の原英莉花選手、QT(クォリファイングトーナメント)ランキング14位で前半戦の出場権を獲得している佐久間朱莉選手の「師弟関係」欄に尾崎氏の名前がありました。
尾崎氏と言えば、往年のゴルフファンは指導者というよりも選手としての活躍を思い浮かべる人のほうが多いと思います。1971年から2002年の間に113勝を挙げ、賞金王に12回も輝いた実績は他の追随を許しません。
スポーツの世界では「名選手、名監督にあらず」という言葉があるように、自分がプレーするのと人に指導するのは別物という解釈が一般的です。しかし尾崎氏は選手としても指導者としても結果を出しています。
ただ、ここでは尾崎氏の指導者としての実績に言及するつもりはなく、選手名鑑のプロフィールになぜ「師弟関係」欄があるのかを考察しようと思います。
アマチュアも自分のスイングを客観的に見てくれる人がいたほうがいい
ゴルフをはじめとするあらゆるスポーツは、最初は誰かに基本動作を学び、技術を磨いていきます。そしてある程度上達すると、そこから独創性を磨く段階に入っていきます。
ところがゴルフは独創性を磨くことも大事ですが、基本動作の再現性を高めることも大事で、その動きを客観的に分析するのが難しいという特徴があるように感じます。

昨今はスイング動画がスマートフォンなどで簡単に撮影できるようになり、高性能なスイング解析機器も次々と登場していますから、自分の動きを客観的に見る機会は以前と比べてはるかに増えました。
でも、自分が実際に動いているときの感覚と、自分の動きを見ているときの印象が驚くほど違います。そのギャップを埋めるのに本人以外の視点が重要になってくるような気がします。
その際、スイングに関する知識は少ないよりも多いほうがいいのでしょうが、それほど高い専門性は必要ないのかもしれません。なぜなら賞金ランキング50位以内の選手で「師弟関係」欄に一番多く出てくる言葉は「父」だからです。
今の若い選手は幼少期からゴルフを始めるケースが多く、ゴルフの練習に行くにもゴルフ場に行くにも誰かが車で送り迎えしなければなりません。
きっと父親が毎日送り迎えをして、スイングを見続けてきたから、調子がいいときと悪いときのスイングの違いを見分けられるようになるのでしょう。
一方で、昨シーズン賞金女王に輝いた稲見萌寧選手は巻頭インタビューで師弟関係の奥嶋誠昭コーチとの関係性について次のように語っています。
「コーチとは、だいたいケンカしていますね(笑)。2週間に1度のペースでケンカしています。どちらも自分の意見を曲げずに言い合っているんですが(~中略~)言いなりになってはいけないとも思っています。自分のイメージを細かいところまで伝えて、自分なりの『完璧』を追求しています」
師弟関係と聞くと、師匠が教えて弟子が学ぶようなイメージを思い浮かべますが、必ずしもそういう形ばかりではないようです。
むしろ今の時代はスポーツに限らず人材育成方法としてティーチングではなくコーチングが重視されています。
経験豊富な人が経験の浅い人に自分の知識やノウハウを伝えるのではなく、自分で答えを導き出せるようにサポートすることが成長を促進すると考えられています。
なので、師弟関係の形はそれぞれ違って構わないのでしょうが、多くの選手に師匠やコーチがいるということは、アマチュアゴルファーも自分のスイングを客観的に見てくれる人がいたほうがスムーズな上達につながることは間違いなさそうです。
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