「ステルス」「ローグST」購入で失敗しない試打手順を人気YouTuberプロがズバリ! | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

「ステルス」「ローグST」購入で失敗しない試打手順を人気YouTuberプロがズバリ!

2022年もたくさんデビューした最新ドライバー。YouTubeチャンネルの「試打ラボ しだるTV」で人気の石井良介プロに最新ドライバーの選び方を教えてもらいました。

「ステルス」は低スペックの「HD」から打つ

 YouTubeチャンネルの「試打ラボ しだるTV」で人気の石井良介プロは、ゴルフメディアの試打企画などにも多数出演して、令和の試打職人とも言われています。そんな石井プロに今回は最新ドライバーの選び方を教えてもらいました。

 複雑な構造からなる「60層のカーボンフェース」搭載のドライバー。ツイストフェースなど、従来モデルの優れたテクノロジーも継承し、驚異的なボール初速と高い安定性、さらなる低重心設計を施したモデルです。飛距離、安定性、打球音、すべてを高次元でかなえながら、バックウェイトの効果で高い寛容性も実現させ、ミスヒットにも強くなっています。2022年2月4日発売。メーカー希望小売価格:8万6900円(税込み)

「ステルス」と「ローグST」で試打する手順はだいぶ違う

左には行かせたくないというお客様に人気です

――今、ドライバーで人気No.1となっているテーラーメイド「ステルス」ですが、最近は中古ショップに売って手放す人も増えているという話も聞きます。その原因はなんでしょうか?

「そもそも『ステルス』や『ステルスプラス』は決して万人向きではなくて、低スピンタイプのドライバーです。だから、私のように打球が上がりすぎたり、スピン量が増えすぎて悩んでいるゴルファーには最高なのですが、そういったゴルファーは少数派です。しかし『ステルス』は発売直後から異例の大ヒットを記録して、幅広いタイプのゴルファーが購入しました。その大多数は打球が上がらないアベレージゴルファーなので、そういうタイプが『ステルス』や『ステルスプラス』を買ってしまうと『難しい』『打球がドロップする』ということになってしまう。その結果、中古ショップで『ステルス』を売る人が増えてしまったと思います」

――「ステルス」が合う人にはどんなメリットがあるのか?

「ちなみに私は『ステルス』の9度を購入しましたが、抜群にいいです。とにかく曲がらないというのがラウンドで使い込んだ感想です。曲がらないというとピンの『G425シリーズ』のように慣性モーメントが高いと思われがちなのですが、『ステルス』は操作性もあるのに曲がらない。だから、中・上級者にとっては打球を操ることができつつ、変なミスショットが出ない。しかも、低スピンなので、叩けば叩くほど飛ぶという魅力もあります」

――失敗しない「ステルスシリーズ」の選び方とは?

「最初に『ステルスHD』を打ってください。これを打って『打球が上がらない』『難しい』と感じたら、『ステルスシリーズ』はあきらめたほうが良いでしょう。逆に『ステルスHD』を打って『つかまり過ぎる』『上がりますぎる』と感じたら、次は『ステルス』を打ってみてください。おそらくヘッドスピード45m/s前後のゴルファーまでは『ステルス』で十分だと思います。でも、もし『ステルス』でもまだ打球が高いと感じたら『ステルスプラス』を試しても良いでしょう。この順番で打てば自分に合わないのに『ステルス』を購入してしまうことはないと思います」

―― 一方「ステルス」と人気を二分するキャロウェイ「ローグSTシリーズ」はどんな人に向いていますか?

「今回の『ローグSTシリーズ』は4モデルあって、それぞれ明確にターゲット層が違うので、この4モデルを打てば、どれか1本は自分にピッタリなドライバーが見つかると思います。『ステルス』を打ったときはカーボンフェースで新しい時代を感じましたが、『ローグST』は熟成した完成度の高さを感じました。キャロウェイがここ数年積み重ねてきたジェイルブレイクテクノロジーやタングステンの配置を突き詰めた答えが出たという印象です」

「ローグST」は真ん中スペックの「MAX」から打つ

――「ローグSTシリーズ」はどうやって選ぶのが良いでしょう?

「4モデルの中で最もオーソドックスで幅広い層にマッチするのが『ローグST MAX』。だから、まずはこれを打ってください。『ローグST MAX』を打って、打球の高さや振った感覚は良いけど少しつかまりが悪かったと感じたら、『ローグST MAX D』を試してください。また、『ローグST MAX』がハードに感じたり、振り切れないと感じたら、軽量タイプの『ローグST MAX ファスト』を打ってみるべきです。逆に『ローグST MAX』を打ったときに引っかけが出たり打球が上がりすぎてしまったら、『ローグST MAX LS』を検討してください。ただし、『ローグST MAX LS』は低スピン系ではなく、超低スピンタイプなので一般のゴルファーにはかなりハードに感じます。ターゲット層が広い『ローグSTシリーズ』ですが、『ローグST MAX』と『ローグST MAX LS』の間は少しカバーできていない層があるかもしれません。実は、ここの層に低スピンタイプの『ステルス』や『ステルスプラス』がハマったりします」

――「ステルス」や「ローグST」以外で、気になったドライバーはありますか?

「最近だと『オノフAKA』が良かったですね。『オノフAKA』はもともとシニア向けとかスライサー向けという印象でしたが、今回の『オノフAKA』は『SIM2 MAX』とか『G425』と同じターゲットのゴルファーが使えるようになっていて、その上で完成度が高い。これは売れると思います」

――他にはオススメモデルはありますか?

「まだ発売前の高反発ドライバーになるのですが、プロギアの『スーパーエッグ』は良かったですね。今までの高反発系のドライバーって、反発性能は高いけど打球が上がりすぎるのが難点でしたが、『スーパーエッグ』は意外に低スピン。だからボール初速を早くしながらもスピン量を抑えているので、めちゃくちゃ飛びます! シニア世代でプライベートでゴルフを楽しんでいる方にオススメです」(※「スーパーエッグ」は4月15日発売)

 どんな人気のドライバーでも合う合わないがあるし、大手メーカーではなくても評価の高いドライバーがあります。それを見極めることでできれば、買った後に後悔しないドライバーを選ぶことができるでしょう。

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1位 STEALTH(ステルス) ドライバー(テーラーメイド ゴルフ)
2位 ROGUE(ローグ)ST MAXドライバー(キャロウェイゴルフ)
3位 STEALTH(ステルス)HD ドライバー(テーラーメイド)
4位 ROGUE(ローグ)ST MAX D ドライバー(キャロウェイゴルフ)
5位 STEALTH(ステルス)PLUS ドライバー(テーラーメイド)
「ステルス」と「ローグST」で試打する手順はだいぶ違う

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