発売17年の超ロングセラー! プロギアのチッパー「R35」がここに来て売り上げ急上昇の理由 | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

発売17年の超ロングセラー! プロギアのチッパー「R35」がここに来て売り上げ急上昇の理由

ベテランゴルファーの場合、使うのが恥ずかしい、格好悪いと抵抗がある人が多いチッパー。しかし、そんな中でも実に17年という異例のロングセラーを続け、ここに来てまた売り上げが急上昇しているクラブがあります。プロギアの「R35ウェッジ」がそれです。

ベテランは“恥ずかしい”“格好悪い”という先入観があるが…

 2005年にプロギアから発売された「R35ウェッジ」。発売当時から独特の形状が話題になり、累計4万本を超える大ヒットを記録しました。発売から実に17年。ゴルフクラブとしては異例のロングセラーと言えます。さらに、ここ1~2年さらに売り上げを伸ばしているそうです。その人気の秘密をプロギア販売促進部の大久保和幸さんに話を聞きました。

基本設計はそのままで17年に及ぶ異例のロングセラーとなっている「R35ウェッジ」

 今から17年前。「R35ウェッジ」が発売された当時、大久保さんは営業担当だったそうですが、当時はプロギア社内でもこれほど大ヒットするとは思われていなかったそうです。

「しばらく『R35』のサンプル品が社内で寝かせられている時期がありました。というのも、アプローチに悩んでいる人のためのお助けクラブを製作するというコンセプトはあって試作品も完成していたのですが、ドライバーやアイアンと違って、アプローチのお助け用クラブというのは “本当に需要があるのか”という疑問もありました。だから、サンプル品が完成してからも発売するタイミングがなかなかありませんでした」

 そんな状況を変えたのは、社内のゴルファーの声でした。

「ただ、社内ではゴルフのたびに誰かが必ずサンプル品を持っていくようになり、一部の人には大人気でした。そのムードもあってようやく発売が決まると、予想を超える注文が入ってこちらも驚きました」

 05年に発売された「R35ウェッジ」は、いわゆるチッパー。そのカテゴリーで大ヒットクラブが生まれること事態が異例ですが、20年以降は再び売り上げが伸びてきているそうなのです。

「発売当時から、当社ではチッパーと呼ばずにランニング・ウェッジと呼んでいました。どうしても、チッパーと言うと“イロモノ”的な印象になってしまう。でも、おかげさまでこれまで累計出荷本数は計4万本を超えています。発売直後はもちろん、10年代以降も安定して売れ続けてくれたので、ロングセラーにはなっていたのですが、21年以降は再び売り上げが伸びました。18年から20年までと比較すると21年は約180%の売り上げで、22年はその21年と比較しても120%となっています」

 売り上げが伸びた要因は何だったのでしょう?

「こちら側から雑誌に広告を掲載したり、大々的なPRはしていないのですが、最近のゴルフブームでゴルフを始めた新規ゴルファーの方が購入してくれているようです。どうしてもベテランゴルファーはチッパー的なクラブに対して“使うのが恥ずかしい”“格好悪い”と抵抗があるようですが、新規ゴルファーにはまったく抵抗がなく“アプローチが簡単に打てる”という理由で買ってくれているそうです。また有名なクラブアナリストの方やゴルフ系の人気ユーチューバーが動画やSNSでR35を絶賛してくださっていて、その影響もあると思います」

初代の完成度が高すぎて超えるものができない

 05年の発売当初からまったくモデルチェンジはしていないのでしょうか?

「基本的には変わっていません。ただ、溝規制のルールが変わった10年に新溝ルール対応のフェースにしたことと、その後はグリップの仕様だけ変えていますが、ヘッド形状は05年当時のままです。当社でも新モデルを開発しようとしたこともあったのですが、なかなか初代を超えるものができなかったという経緯もありますし、これだけ長い間、ゴルファーから評価されているクラブもなかなかないので、モデルチェンジをしないで販売を続けています」

 性能面でどういった点がウケたと分析していますか?

「構えたときにはパターのように見えるのが良かったと思います。やっぱりアプローチに悩んでいる人は、ウェッジを構えた時点でミスへの恐怖心が生まれると思うのですが、『R35』はL字マレットのような顔になっていて、パター感覚で打てます。言ってみればロフト35度のパターです」

 昔からプロギアはアマチュアゴルファー目線でお助けクラブをつくるのがうまいメーカーです。「R35」はもちろん、「Qシリーズ」もフェアウェイウッドやユーティリティーのカテゴリーの中でもユニークなお助けクラブとして大ヒットしています。

 今、海外のゴルフメーカーだとドライバーは1年、アイアンやウェッジでも2~3年でモデルチェンジをするメーカーがほとんど。そんな中で17年間も売れ続けている「R35」は、お助けクラブ界随一の名器と言っていいのではないでしょうか。

R35 wedgeスペック

ロフト角/35度
素材/ニッケルクロムモリブデン鋼(8620)
長さ/34インチ(メンズ)、32インチ(レディス)
総重量/548グラム(メンズ)、545グラム(レディス)
価格/1万9800円

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