- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- コラム
- 「とりあえず100切り」は本当に難しい! 今の実力で可能な「100切り」達成方法とは
「100切り」を最初の目標にしているゴルファーは多い。では、具体的には「何をどうすれば」達成できるのでしょうか? 初心者から競技ゴルファーまで幅広くスコアアップに導いている、人気インドアゴルフレンジKz亀戸店・筒康博ヘッドコーチに詳しく解説してもらいました。
練習とコースで「当たる番手」は異なる
「100切り」と言っても、男性と女性で課題や練習&準備の内容は異なるはずです。
スポーツ経験や体力がある若い男性ゴルファーの場合が、やはりティーショット&セカンドショットでトラブルをどこまで回避できるか? が大きなポイントになると思います。
ここで「コースマネジメント」と言ったところで、そもそも狙った所に打てる自信も毎回ショットが当たる確信もないわけですからナンセンスです。また、男性ゴルファーの多くは「アプローチは苦手だけどなぜかバンカーは出る」ケースもあるので必ずしもバンカーを避けるマネジメントを勧められないこともあります。
多くの初心者ゴルファーが経験するアウトサイドイン軌道を助長する場合も考えられるので、バンカーの練習をする時間や環境があるなら10〜30ヤードのアプローチを少しでもやっておいた方が現実的でしょう。
女性ゴルファーの場合は腕っぷしや経験不足が原因で「バンカーから一発脱出出来ない」な方がたくさんいます。一般営業のコースでは、必ずしもバンカーの状態が良いわけではないので、「とにかく避ける」ことが女性ゴルファーには必要。
ですが、セカンドショットを短い番手で打てない女性ゴルファーにとって、実際には難しいコースマネジメントになってしまいます。もし女性ゴルファーがラウンドするならトータル距離5200ヤード以内で、バンカーが少ないゴルフ場を選ぶことも大切です。
スイングや球筋の話はないの? と思った方もいるのではないでしょうか。
当てる準備や曲がらないスイングなど、無数にある対策は普段の練習で準備するしかありません。しかも、練習どおり行かないのがコースラウンドですから、練習では長い番手も打っておきつつ「コースで難しい番手は使わない」くらいの心の準備が必要になります。
今回は個々のローカルな対策ではなく全体的な「100切りビジョン」として、考えてみました。基本的には、
1.その日の当たる番手で1打目&2打目を頑張ってアプローチできる距離まで近づく
2.アプローチは1回でなんとかグリーンに乗せる
3.OKをもらえそうな「距離感最優先」でパターを打つ
4.トラブルが起きてもヘコまない&最後まで諦めない
以上を意識して「100切り」という大きな壁を乗り越えてほしいと思います。すでに「100切り」を達成している方も、当時を思い出して温かい目で応援して下さい。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数露出するほか、「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン「FITTING」編集長を務める。
最新の記事
pick up
ranking