- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- コラム
- 「私はいつもヒール役だった」ギャルファー金田久美子が11年ぶりの優勝から一夜あけて心境を独占告白!
女子プロゴルファーの金田久美子こと“キンクミ”。派手なファッションから“ギャルファー”と呼ばれますが、その外見からは想像もできないほどゴルフにストイックです。そんな彼女の新連載がスタート。幼少期やツアーの話、プライベートまで様々なテーマで本音を語ります!(構成:キム・ミョンウ)
達成感があると思ったら…
ついに2勝目することができました!まずは応援してくれたみなさま、ありがとうございます!優勝してから一晩あけたあと、家ではいつもと変わらない日常があるのですが、今でも祝福のメールと連絡がやみません。
今も自分の優勝記事を見たりして、本当に勝ったんだなぁと実感しているのですが、とにかくいただいたメッセージが多くて、初めてすべて見られなくなりました…。
LINEのメッセージは一日で600件くらい入っていて、SNSのダイレクトメールは多すぎてすべて読めず、インスタのメッセージも4000件を超えているので、本当に支えてくれた人たちには感謝しきれないくらいです。
とはいえ、もう気持ちは次に切り替わっています。2勝目したら割と達成感があるのかなと思ったのですが、トレーニングにも行きましたし、普段やっていることと何も変わらずでした。
ただ、今週開催の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」には出場権がないので、友達と会ったりして少しはゆっくりする時間ができそうです。
「私はいつもヒール役だった」
振り返ると2011年に初優勝してからは、結果が出ない日々が続きました。私なりに精一杯のことをやっていたつもりでしたが、やっていることが正しいのかもわかりませんでした。
今の私には、「他の人よりもたくさん練習している」と自信を持って言えますが、以前は「自分の限界はここなのかな…」と思いながらゴルフを続けてきました。
でも、こうして結果が出ると、やってきたことは間違いじゃなかったと自信になりました。こうして優勝できること自体、5~6年前の成績が出ていなかった時には考えられなかった。本当に勝つことが夢のようになってしまっていましたから。
だから、初優勝よりも今回のほうが本当にうれしいです。
最終日に特に驚いたのが、たくさんのギャラリーが私の一打一打に大きな声援をくれていたことでした。私の背中を押してくれたのは間違いありません。
どちらかと言えば私はいつもヒール役なので(苦笑)、同組で回った新人の川崎春花選手を応援したくなると思うんです。でも今回は私にも声援がたくさんあったので、驚いたしうれしかった。
すでにニュースにたくさん出ていますが、樋口(久子)さんもものすごく泣いていて、ハグしてくれてそれも本当にうれしかった。アマチュアの頃も、プロなりたての時も、化粧のことやウエアのことでよく叱られていたので、嫌われているんじゃないかなと思っていました。
でも、最近では「がんばって!」と声をかけてくださるようになり、まさか樋口さんが泣くとは思っていなくて…。今回の優勝で、昔の話も笑ってくれるんじゃないかなと思っていました。
ただ、樋口さんの記事がたくさん出てしまって、逆に大丈夫かなって心配にはなりましたけれど(笑)。
だからこそ、この大会で優勝したのもまた縁なのかなと思いますし、ここでもがんばってきて本当に良かったと思える瞬間でした。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
ranking