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- 金田久美子「教えるのは苦手」アマチュアにほぼアドバイスをしない理由とは?
女子プロゴルファーの“キンクミ”こと金田久美子。派手なファッションから“ギャルファー”とも呼ばれますが、その外見からは想像もできないほどゴルフにストイックです。そんな彼女の連載「キンクミの#熟女じゃねぇし!」。幼少期やツアーの話、プライベートまでさまざまなテーマで本音を語ります!(構成:キム・ミョンウ)
「ゴルフ女子がDMをくれるとうれしい」
“ゴルフ女子”が本当に増えましたよね。ここ5年程でゴルフを楽しむ女の子たちが急激に目立つようになったと感じます。コロナの影響もあって、外で楽しめるスポーツというのも要因の一つだと思います。
もう一つはファッション性の高いゴルフウエアの選択肢が多くなって、ゴルフをすることもオシャレ要素の一つとしてとらえられるようになったと思います。インスタグラムなどのSNS上にラウンドの写真を上げる子たちの影響を受けて、どんどん広がっているのをすごく感じます。最近は綺麗にしている子ほど、ゴルフをしているイメージがあります。
私のインスタグラムにも“ゴルフ女子”がコメントをくれたり、ダイレクトメールが来たりするのですが、それは本当にうれしいです。
男性のゴルフファッションはプロアマで目にする機会が多いのですが、私はシンプルなスタイルが好きです。シンプルにカッコよく着こなせている人はいいなと思います。
もっとも男性アマチュアの方からはオシャレの話より技術的なことを聞かれることが多いのですが。
「教えるのは苦手。アドバイスを求めるときは…」
ちなみに私は教えるのはすごく苦手です(笑)。スイングや打ち方などいろいろと聞かれるのですが、私は「教えるのが得意じゃないんで」と伝えることが多いんです。そこはプロなのに本当にすみませんって思いながら……。
もちろん基本的なことは教えることはできます。例えば、初心者の方でヘッドアップしすぎているとか、最初にアドレスはどう構えればいいかとか。実際にティーショットを打った姿を見て、気になる部分もあったりします。もっとこうすれば良くなるんじゃないかなと思ったりするのですが、変に教えて逆におかしくなると迷惑かなと思っちゃうんです。
ゴルフをする方は、今までにいろんな方に教わっていると思いますし、それぞれ言っていることが違ったりすると思います。それに私はプロゴルファーでコーチではないので、ああだこうだと指摘したりアドバイスできるタイプでないのは間違いないです。
じゃあ逆に自分がゴルフで迷ったとき、誰にどうアドバイスを求めるのか? 例えばですが、たまに試合会場で仲のいいコーチがいたりしたら、さらっと悩んでいることでワンポイントのアドバイスをいただくこともあります(笑)。
ほかには、キャディーさんやトレーナーさんとも意見を交わしながら練習しますが、すべて受け入れるのではなく、トライ&エラーを繰り返して、いいものは取り入れて、合わないならやらないと決めています。
とにかく、うまくなるには練習するしかありません。もっと練習して残り少ない試合ですが、頑張っていきます!
金田 久美子(かねだ・くみこ)
1989年生まれ、愛知県名古屋市出身。3歳からゴルフを始め、8歳の時には世界ジュニア選手権で優勝。タイガー・ウッズに並ぶ記録で“天才少女”として注目を浴びる。アマチュアとして出場した2002年のリゾートトラストレディスで、12歳9カ月での最年少予選通過記録を樹立。08年のプロテスト初挑戦は1打足りずに不合格も、同年のファイナルQTをトップ通過してツアー出場権を得る。プロ3年目のフジサンケイレディスクラシックで初優勝。愛称は“キンクミ”。その風貌から“ギャルファー”の異名を取った。スタンレー電気所属。
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